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ろうをえてしょくをのぞむ【隴を得て蜀を望む】🔗🔉

ろうをえてしょくをのぞむ【隴を得て蜀を望む】 一つ望みがかなえられると、次の望みがすぐに起こってくる。欲望には限りがないというたとえ。 ◎中国魏(ぎ)の曹操(そうそう)が隴の地を手に入れたとき、部下の司馬懿(しばい)(仲達)が「蜀の地も攻め取ってしまいましょう」と言うのを聞いて、「人間は満足することを知らないものよ、すでに隴を得たのにそのうえにまた蜀まで望むとは」と言ったという故事から。なお一説に、後漢の光武帝(こうぶてい)が隴を平定したあと、蜀をも手中に収めようとした自分自身の欲の深さを自嘲(じちょう)したという故事からとも言われる。「望蜀(ぼうしょく)」とも言う。 〔出〕後漢書(ごかんじょ) 〔類〕千石取れば万石羨む 〔較〕The more you have,the more you want.(多く持てば持つほど、もっと多くのものを欲する)

ことわざ ページ 1131 での隴を得て蜀を望む単語。