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ろうをえてしょくをのぞむ【隴を得て蜀を望む】▽中国🔗⭐🔉
ろうをえてしょくをのぞむ【隴を得て蜀を望む】▽中国
《隴の地方を征服してさらに蜀の地方を得たいと思うの意》一つの望みを遂げて、さらに別の望みを遂げようと望むことのたとえ。また、人の欲望に限度のないことのたとえ。「望蜀(ホ゛ウショク)の願い」「望蜀の嘆」「望蜀」とも。
《参考》
後漢の光武帝は、隴(黄河の支流、渭水(イスイ)の上流地方)を包囲攻撃中の岑彭(シンホ゜ウ)に、「そこが落ちたら、南の蜀(揚子江の上流、四川盆地地方)を撃つがよい。人は満足を知らないゆえに苦しむ。隴を平定したというのに、また蜀もほしくなる。兵を動かすごとに、我が髪の毛が白くなる。」と、自分の欲の深さを嘆く手紙を書き送ったという。
《出典》
〔後漢書(コ゛カンシ゛ョ)・岑彭伝〕
ことわざ ページ 602 での【隴を得て蜀を望む】単語。