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あごがひあがる【顎が干上がる】🔗🔉

あごがひあがる【顎が干上がる】 生計を立てるための金がなくなって生活に困ることのたとえ。 《例文》 「稼(カセ)がなくちゃ顎が干上がると言うのだが……」《高見順(タカミシ゛ュン)・如何なる星の下に》

あこぎがうらにひくあみ【阿漕が浦に引く網】🔗🔉

あこぎがうらにひくあみ【阿漕が浦に引く網】 隠し事もたび重なれば人に広く知られてしまうことのたとえ。 《参考》 (イ)「阿漕が浦」は、三重県津市一帯の浜辺。 (ロ)昔、阿漕が浦は伊勢神宮に供える魚をとるため禁漁とされていたが、ある漁師が禁を犯して、毎夜、網を引いて魚をとっていた。しばらくは知られなかったが、たび重なって見つかり、罰として海に沈められたという伝説がある。 (ハ)この伝説と、『古今和歌六帖(ロクシ゛ョウ)』の「逢(ア)うことを阿漕の島に引く網のたび重ならば人も知りなん」という和歌とに基づく。

あごでつかう【顎で使う】🔗🔉

あごでつかう【顎で使う】 《人に用事をさせるのに、自分は手足を使わず、あごを動かして指図することから》見下して横柄な態度で人を使うことのたとえ。「おとがいで人を使う」「顎の先で使う」とも。 《例文》 「ここの先祖は、酋長たちを顎で使った親方さまだよ。」《武田泰淳(タケタ゛タイシ゛ュン)・森と湖のまつり》

あごをだす【顎を出す】🔗🔉

あごをだす【顎を出す】 《疲れると、あごが前に出ることから》 ひどく疲れて気力をなくすことのたとえ。 《例文》 「1週間ぐらいの訓練であごを出すとはだらしないやつだ。」 自分の力を越えていて、取り扱えなくて困ることのたとえ。 《例文》 「今度の問題では全くあごを出しましたよ。」

あごをなでる【顎を撫でる】🔗🔉

あごをなでる【顎を撫でる】 物事が思いどおりにうまくいって得意に思っているようす。 《例文》 「してやったとばかりにあごをなでている。」

あごをはずす【顎を外す】🔗🔉

あごをはずす【顎を外す】 非常におもしろがって大笑いするようす。「顎が外れる」とも。 《例文》 「その愉快な失敗談を聞いてあごを外して笑った。」

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