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ひゃくはちぼんのう【百八煩悩】🔗🔉

ひゃくはちぼんのう【百八煩悩】 人間の迷いのもとになる百八つの煩悩を言う仏教のことば。 ◎一説に、眼・鼻・耳・舌・身・意の六根にそれぞれ苦・楽・不苦楽の三種があり、この十八種類にまたそれぞれ貧・不貧の二種類が加わり、さらにこの三十六種類を過去・現在・未来に配して合計百八と数えたものとされる。 〔出〕大智度論 〔例〕「百八のうち五六十嫁のこと」(古川柳)

ひゃくぶんはいっけんにしかず【百聞は一見に如かず】🔗🔉

ひゃくぶんはいっけんにしかず【百聞は一見に如かず】 人の話を何度も耳で聞くよりも、現実に自分の目で見て確かめるほうがはるかによく理解できるということ。 ◎人から百回聞くことは、実際に一回見ることに及ばないの意から。 〔出〕漢書(かんじょ) 〔較〕Seeing is believing.(見ることは信じることである)

ひゃくもしょうち にひゃくもがてん【百も承知 二百も合点】🔗🔉

ひゃくもしょうち にひゃくもがてん【百も承知 二百も合点】 言われるまでもなくわかっているから大丈夫と、請け合うときに言うことば。 ◎「合点」も承知するの意。単に「百も承知」とも言うが、「二百も合点」と重ねて言うことで意味を強めたことば。 〔例〕「百も承知で一門に見はなされ」(古川柳) 〔類〕おっと合点承知之助

ひゃくりきたみちはひゃくりかえる【百里来た道は百里帰る】🔗🔉

ひゃくりきたみちはひゃくりかえる【百里来た道は百里帰る】 自分の犯したことには、必ずそれなりの報いがあるということ。 ◎百里行った道は、百里帰らなくては戻れないの意から。

ひゃくりをいくものはきゅうじゅうりをなかばとす【百里を行く者は九十里を半ばとす】🔗🔉

ひゃくりをいくものはきゅうじゅうりをなかばとす【百里を行く者は九十里を半ばとす】 なにごともあともう少しというところを乗り越えるのが苦しくむずかしい。だから、ほぼ終わりに近い九分通り済んだあたりを半分と思うくらいの心がけがだいじだということ。 ◎百里の道のりを行こうとする者は、九十里まで来たところでやっと半分歩いたと考えよの意から。 〔出〕戦国策 〔較〕There"s many a slip "twixt the cup and the lip.(コップと唇の間にもとりこぼしが多い)

ことわざ ページ 1046