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からすをさぎ【烏を鷺】🔗🔉

からすをさぎ【烏を鷺】 色の黒いからすを白いさぎだと言う。正しいことを正しくないとし、正しくないことを正しいとして不合理なことを押し通すことのたとえ。「鷺を烏」とも。 《類句》鹿を馬。鹿を指して馬と言う。白を黒という。

からだをこにする【体を粉にする】🔗🔉

からだをこにする【体を粉にする】 苦労していっしょうけんめいに働くことのたとえ。 《例文》 「5人の子どもを育てるために、女手一つで体を粉にして働いた。」

からだをはる【体を張る】🔗🔉

からだをはる【体を張る】 かけ事で、金銭の代わりに命をかける。重大な物事を行うとき、失敗すれば立場が非常に悪くなることを覚悟していることのたとえ。 《例文》 「この事業には体を張っているのだから、ちょっとやそっとのことではやめられない。」

がりょうてんせい【画竜点睛】▽中国🔗🔉

がりょうてんせい【画竜点睛】▽中国 《竜を描いて最後にひとみを書き入れるの意》物事の最後の大事な仕上げのたとえ。「竜を画(エカ゛)いて睛(ヒトミ)を点ず」とも。 《例文》 「画竜点睛を欠く(最後の大事な仕上げがしていないために全体が生きていない)。」 《参考》 (イ)「睛」は、ひとみ。 (ロ)絵の名人が竜を描いて最後にひとみを書き入れたら、竜はたちまち天に昇ったという。 《出典》 〔水衡記(スイコウキ)〕

かるときのじぞうがお、なすときのえんまがお【借る時の地蔵顔、済す時の閻魔顔】🔗🔉

かるときのじぞうがお、なすときのえんまがお【借る時の地蔵顔、済す時の閻魔顔】 人は手前勝手で、他の人から金や物を借りるときにはにこにこ顔で借り、それを返すときには渋い顔で返すということ。 《類句》用あるときの地蔵顔、用なきときの閻魔顔。借りるときの笑顔、済ますときの十王面。借りるときの大黒顔、返すときの閻魔顔。

かれきにはな【枯れ木に花】🔗🔉

かれきにはな【枯れ木に花】 衰えたものが勢いを盛り返すことのたとえ。また、望んでもできないことのたとえ。 《類句》枯れたる木にも咲く花。炒(イ)り豆に花が咲く。

かれきもやまのにぎわい【枯れ木も山の賑い】🔗🔉

かれきもやまのにぎわい【枯れ木も山の賑い】 《枯れた木であっても、あれば山に趣を添えるの意》つまらないものでも、ないよりはあったほうがよいことのたとえ。 《類句》枯れ木も山の飾り。

かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず【彼を知り己を知れば百戦殆うからず】▽中国🔗🔉

かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず【彼を知り己を知れば百戦殆うからず】▽中国 戦いのとき、敵と味方の情勢や実力をよく知って、その優劣・長短を考えた上で戦えば、何度戦っても敗れることはない。 《出典》 彼ヲ知リ己ヲ知ラバ百戦殆ウカラズ。彼ヲ知ラズシテ己ヲ知ルノミナレバ、一ハ勝チ一ハ負ク。彼ヲ知ラズ己モ知ラザレバ、戦ウ毎(コ゛ト)ニ必ズ殆シ。〔孫子(ソンシ)・謀攻篇〕

ことわざ ページ 125