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くちのはにかける【口の端に掛】🔗⭐🔉
くちのはにかける【口の端に掛】
うわさとして話題にすることのたとえ。
《例文》
「あらぬことで、人の口の端に掛けられないよう、心したい。」
くちばしがきいろい【嘴が黄色い】🔗⭐🔉
くちばしがきいろい【嘴が黄色い】
《ひな鳥のくちばしは黄色いことから》年が若くて経験に乏しく、未熟であることのたとえ。
《例文》
「あんなくちばしの黄色いやつに何が分かるか。」
くちばしをいれる【嘴を入れる】🔗⭐🔉
くちばしをいれる【嘴を入れる】
そのことに関係のない人があれこれ口出しして干渉することのたとえ。容喙(ヨウカイ)する。
《例文》
「何事にでもくちばしを入れたがるのでみんなにきらわれるのだ。」
くちはわざわいのもん【口は禍の門】▽中国🔗⭐🔉
くちはわざわいのもん【口は禍の門】▽中国
うっかり言ったことばから失敗を招くことがあるから、ことばは慎むべきであるということ。
《参考》
「門」は「かど」とも読む。
《出典》
口ハ是(コ)レ禍ノ門、舌ハ是レ身ヲ斬(キ)ル刀、口ヲ閉ザシ深ク舌ヲ蔵(オサ)ムレバ、身ヲ安ンジ、処(オ)ル処(トコロ)牢(カタ)シ。〔事文類聚(シ゛フ゛ンルイシ゛ュウ)・馮道詩〕
《類句》禍は口から。口は善悪の門舌は禍の根。
くちびるほろびてはさむし【唇亡びて歯寒し】▽中国🔗⭐🔉
くちびるほろびてはさむし【唇亡びて歯寒し】▽中国
互いに助け合うべき関係にあるものの一方が滅びると他方も危なくなることのたとえ。
《参考》
晋(シン)の国が、虞(ク゛)の国に他の国を討ちに行くため虞の領土内を通行できるように頼んだとき、虞の忠臣宮之奇(キュウシキ)は、「いま晋が攻めようとしている国は、わが国とは唇と歯とのような関係にあるのだから、晋の申し入れを許可してはいけない。」と虞公に忠告した。しかし、虞公はこれを聴かず、晋に通行を許したためついには晋に滅ぼされてしまったという。
《出典》
諺(コトワサ゛)ニ所謂(イワユル)、輔車(ホシャ)相依(アイヨ)リ、脣(クチヒ゛ル)亡ブレバ歯寒シトハ、其(ソ)レ虞〔カク〕(ク゛カク)ノ謂(イイ)ナリ。〔春秋左氏伝(シュンシ゛ュウサシテ゛ン)・僖公五年〕
《類句》脣歯輔車(シンシホシャ)。
ことわざ ページ 163。