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こうせんのきゃく【黄泉の客】🔗🔉

こうせんのきゃく【黄泉の客】 《死者の行く国に赴く旅人の意》死者のこと。「黄泉の旅人(タヒ゛ヒ゛ト)」とも。 《参考》 「客」は「かく」とも読む。

ごうちとりかいばかのうち【碁打ち鳥飼い馬鹿の中】🔗🔉

ごうちとりかいばかのうち【碁打ち鳥飼い馬鹿の中】 時間を空費して囲碁や小鳥飼いに熱中する人は愚かであるということ。 《参考》 (イ)あざけって言うことば。 (ロ)三音・四音・五音として口調を整えた表現。

こうちはせっそくにしかず【巧遅は拙速に如かず】▽中国🔗🔉

こうちはせっそくにしかず【巧遅は拙速に如かず】▽中国 仕事の出来がよくても遅いのは、出来がまずくても速いのに及ばない。 《出典》 〔文章軌範(フ゛ンショウキハン)・巻五・小序〕

こうとししてそうくにらる【狡兎死して走狗烹らる】▽中国🔗🔉

こうとししてそうくにらる【狡兎死して走狗烹らる】▽中国 《すばしこい兎(ウサキ゛)が捕らえられて死ぬと、猟犬は不用となり煮て食われるの意》役立つ人物も、必要がなくなれば退けられることのたとえ。 《出典》 蜚鳥(ヒチョウ)(=飛鳥)尽キテ、良弓蔵(カク)レ、狡兎死シテ、走狗烹ラル。〔史記(シキ)・越世家〕

こうなりなとげてみしりぞくはてんのみちなり【功成り名遂げて身退くは天の道なり】▽中国🔗🔉

こうなりなとげてみしりぞくはてんのみちなり【功成り名遂げて身退くは天の道なり】▽中国 すぐれた仕事を十分に行って名誉を得た後は、その地位から引退するのが天の道理にかなっている。 《出典》 富貴ニシテ驕(オコ゛)レバ自(オノス゛カ)ラ其(ソ)ノ咎(トカ゛)ヲ遺(ノコ)ス。功成リ名遂ゲテ身退クハ天ノ道ナリ。〔老子(ロウシ)・第九章〕

こうなんのたちばなこうほくにうえればからたちとなる【江南の橘江北に植えれば枳殻となる】▽中国🔗🔉

こうなんのたちばなこうほくにうえればからたちとなる【江南の橘江北に植えれば枳殻となる】▽中国 《揚子江(ヨウスコウ)の南部に育つたちばなを揚子江の北部に移し植えるとからたちに変わるの意》人は環境によって気質が変わることのたとえ。 《参考》 斉(セイ)の賢人晏子(アンシ)が荊(ケイ)の国に使者となって行ったとき、荊王から、「最近盗人を調べたら、もと斉の国に住んでいたそうである。」といやがらせを言われた。晏子は、「江南のたちばなを江北に移し植えると、似ても似つかないからたちとなります。これは風土が変わったからです。斉の国では盗みをしない者がこの国へ来て盗人となったのは、この国が悪いからでしょう。」とやり返したという。 《出典》 〔説苑(セ゛イエン)・奉使篇〕

ことわざ ページ 188