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そなえあればうれえなし【備え有れば憂え無し】▽中国🔗🔉

そなえあればうれえなし【備え有れば憂え無し】▽中国 平生から準備しておけば、万一の場合でも心配がないということ。 《出典》 書ニ曰(イワ)ク、安キニ居テ危ウキヲ思ウト。思エバ則(スナワ)チ備エ有リ。備エ有レバ患(ウレエ)無シ。〔春秋左氏伝(シュンシ゛ュウサシテ゛ン)・襄公十一年〕

そのいちをしりてそのにをしらず【其の一を識りて其の二を知らず】▽中国🔗🔉

そのいちをしりてそのにをしらず【其の一を識りて其の二を知らず】▽中国 物事の道理の一部分だけを理解し、それ以上のことがあるのを理解しない。「一を識りて二を知らず」とも。 《出典》 其ノ一ヲ識リテ、其ノ二ヲ知ラズ。其ノ内ヲ治メテ、其ノ外ヲ治メズ。〔荘子(ソウシ゛)・天地篇〕

そのくににいるものはそのぞくにしたがう【其の国に入る者は其の俗に従う】▽中国🔗🔉

そのくににいるものはそのぞくにしたがう【其の国に入る者は其の俗に従う】▽中国 その国に入った人は、その国の風俗・習慣に従うべきである。 《出典》 其ノ国ニ入ル者ハ其ノ俗ニ従イ、其ノ家ニ入ル者ハ其ノ諱(イミナ)ヲ避ク。〔淮南子(エナンシ゛)・斉俗訓〕 《類句》郷に入っては郷に従う。

そのてはくわなのやきはまぐり【その手は桑名の焼き蛤】🔗🔉

そのてはくわなのやきはまぐり【その手は桑名の焼き蛤】 相手からの働きかけに応じず、だまされないということ。 《参考》 「くわない(食わない)」を「くわな(桑名)」に言いかけ、桑名の名物の「焼きはまぐり」で結んだ地口。

そのところをえる【其の所を得る】▽中国🔗🔉

そのところをえる【其の所を得る】▽中国 その人の才能・能力にふさわしい地位や仕事に就く。「所を得る」とも。 《参考》 人から生きた魚を贈られた鄭(テイ)の賢人の子産(シサン)は、池の番人に飼わせることにしたが、番人はこれを煮て食べてしまい、「池に放つと、初めは縮こまっていましたが、やがてのびのびと遠くへ泳いで行きました。」と嘘(ウソ)の報告をした。これを聞いた子産は、「その所を得たるかな。」と言ったという。 《出典》 〔孟子(モウシ)・万章上篇〕

そばづえをくう【側杖を食う】🔗🔉

そばづえをくう【側杖を食う】 事件には何のかかわりもないのに、そばにいたためにとんだ災難に遭うことのたとえ。 《例文》 「私たちはよく別な事件のために側杖を食った。」《小林多喜二(コハ゛ヤシタキシ゛)・党生活者》 《参考》 けんかのそばにいて、打ち合うつえでなぐられることから。

ことわざ ページ 301