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つきにむらくもはなにかぜ【月に叢雲花に風】🔗⭐🔉
つきにむらくもはなにかぜ【月に叢雲花に風】
よい状態は長く続かず、邪魔が入りやすいことのたとえ。
《類句》花に嵐(アラシ)。花に風。花発(ヒラ)いて風雨多し。
つきのまえのともしび【月の前の灯】🔗⭐🔉
つきのまえのともしび【月の前の灯】
《輝く満月の前に置き添えられた、かすかな光の灯火の意》立派なものと比較されて、見劣りして全く問題にならないことのたとえ。また、不必要なことのたとえ。
《例文》
「私などは、社長としては至らぬ面ばかりで、前社長と比較されましては月の前の灯です。」
《類句》月の前の星。
つきひにせきもりなし【月日に関守なし】🔗⭐🔉
つきひにせきもりなし【月日に関守なし】
《月日がたつのをとめる関所番はいないの意》月日がとどまることなく早く過ぎて行くことのたとえ。
《類句》送る月日に関守なし。
つきみつればすなわちかく【月満つれば則ち虧く】▽中国🔗⭐🔉
つきみつればすなわちかく【月満つれば則ち虧く】▽中国
《月が満ちて円くなればやがて欠け始めるの意》物事が盛んになると必ず衰えることのたとえ。
《出典》
語ニ曰ク、日中(チュウ)スレバ則チ移リ、月満ツレバ則チ虧クト。物盛ンナレバ則チ衰ウルハ、天地ノ常数ナリ。〔史記(シキ)・蔡沢伝〕
《類句》月満(ミ)つれば則ち食す。
つきよにかまをぬかれる【月夜に釜を抜かれる】🔗⭐🔉
つきよにかまをぬかれる【月夜に釜を抜かれる】
《月の明るい晩に釜を盗まれるの意》ひどく油断していることのたとえ。
《参考》
「抜かれる」は、盗まれるの意。
つきよにちょうちん【月夜に提灯】🔗⭐🔉
つきよにちょうちん【月夜に提灯】
《月の明るい夜にちょうちんをともすの意》不必要で無益なことをすることのたとえ。
つきよのかに【月夜の蟹】🔗⭐🔉
つきよのかに【月夜の蟹】
頭の働きが鈍い人のたとえ。
《参考》
月夜の蟹は、月の光を恐れてえさをあさらないため、身が少ないと言われることから、脳味噌(ノウミソ)が少ないの意にかけたしゃれ。
ことわざ ページ 343。