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とちめんぼうをふる【栃麺棒を振る】🔗🔉

とちめんぼうをふる【栃麺棒を振る】 《栃麺(とちの実を原料とした麺)を伸ばすための棒を振り回すの意》うろたえ慌てることのたとえ。また、催促して、相手が慌てるほどに急がせることのたとえ。 《参考》 栃麺が冷えると縮んで伸びなくなるために棒の使い方が非常に忙しく慌ただしいことからという。また、「栃麺棒」は、一説に、「とちめく(うろたえる)坊」の意ともいう。

どっきをぬかれる【毒気を抜かれる】🔗🔉

どっきをぬかれる【毒気を抜かれる】 非常に驚かされる。また、意表をつかれて何かしようとする気持ちをはぐらかされる。 《参考》 「どっき」は「どっけ」とも読む。

とっぴょうしもない【突拍子もない】🔗🔉

とっぴょうしもない【突拍子もない】 とんでもなく調子が外れている。並外れている。 《例文》 「そんな突拍子もない声を出すなよ。」

とてつもない【途轍もない】🔗🔉

とてつもない【途轍もない】 道理に合わず、むちゃくちゃである。途方もない。 《例文》 「華千代のおなかの子どもが果たして自分の子どもだろうか、というような途轍もない暗い疑念に草八は曝(サラ)されたのだ。」《井上友一郎(イノウエトモイチロウ)・受胎》 《参考》 「途轍」は、道と車のわだちのこと。転じて、物事の筋道の意。

とどのつまり【とどのつまり】🔗🔉

とどのつまり【とどのつまり】 途中いろいろなことがあって最後に落ち着くところ。結局のところ。 《例文》 「何か神戸でも失敗したらしい。とどのつまりが満州行と成ったんです……」《島崎藤村(シマサ゛キトウソン)・家》 《参考》 魚の「ぼら」が成長するにつれて、おぼこ・すばしり・いな・ぼらと呼び名が変わり、最後に「とど」になることから。

ととのまねするめだか【魚の真似する目高】🔗🔉

ととのまねするめだか【魚の真似する目高】 弱小な者が自分の身分や能力をわきまえず、強大な者のまねをすることのたとえ。

とどめをさす【止めを刺す】🔗🔉

とどめをさす【止めを刺す】 人を殺した後、生き返らないようにその喉(ノト゛)を刺す。 最後の決定的な攻撃を加えて相手が再起できないようにする。 相手の急所を押さえて文句の出ないようにする。 同種のものの中ではそれが最もすぐれていて他のものは及びもつかない。 《例文》 「美しい庭といえば、桂離宮に止めを刺すだろう。」

となりのせんきをずつうにやむ【隣の疝気を頭痛に病む】🔗🔉

となりのせんきをずつうにやむ【隣の疝気を頭痛に病む】 他人の疝気を頭痛に病む

ことわざ ページ 381