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りょくりん【緑林】▽中国🔗🔉

りょくりん【緑林】▽中国 青々とした林。 盗賊の異名。 《参考》 (イ)「緑林」は、中国湖北省中部の当陽県にある山の名。 (ロ)新の王莽(オウモウ)の時代、大飢饉(キキン)があり、王匡(オウキョウ)・王鳳(オウホウ)らは生活に困窮している人々を集め、緑林山に隠れて盗賊となったという。 《出典》 〔後漢書(コ゛カンシ゛ョ)・劉玄伝〕 《類句》白浪(シラナミ)。

りりょうのたま【驪竜の珠】▽中国🔗🔉

りりょうのたま【驪竜の珠】▽中国 《黒い竜のあごの下にある珠玉の意》たやすく手に入れることのできない宝。非常な危険を冒さなければ得ることのできない、大きな利益のたとえ。「驪竜頷下(カ゛ンカ)の珠」「驪珠(リシュ)」とも。 《出典》 〔荘子(ソウシ゛)・列禦寇篇〕

りをくう【利を食う】🔗🔉

りをくう【利を食う】 利息がかかる。 《例文》 「苦しいからといって、べらぼうな利を食う金など借りたら、たいへんなことになる。」

りをもってひにおちる【理を以て非に落ちる】🔗🔉

りをもってひにおちる【理を以て非に落ちる】 道理の上では勝っていながら、事実においては負けたのと同じ結果になる。「理をもって非に負ける」とも。

りんかんにさけをあたためてこうようをやく【林間に酒を煖めて紅葉を焼く】▽中国🔗🔉

りんかんにさけをあたためてこうようをやく【林間に酒を煖めて紅葉を焼く】▽中国 林の中で紅葉した落ち葉を集めて燃やし、それで酒を暖めて飲んで、秋の風情を味わうということ。 《参考》 (イ)唐の詩人白居易(ハクキョイ)が、親友と二人で長安の西にある仙遊寺(センユウシ゛)で遊んだことを思い出して詠じた詩の一句。 (ロ)この句は、『平家物語』に載っている高倉天皇の逸話によって名高い。高倉天皇が愛されていた紅葉の木を、それと知らずに、清掃の下役人たちが折って燃やし、酒を暖めて飲んでしまった。それを知った天皇は、「白楽天の詩にもあることだが、いったいだれがこの者どもにこのような風流を教えたのであろう。」と言ってとがめなかったという。 《出典》 林間ニ酒ヲ煖メテ紅葉ヲ焼キ、石上ニ詩ヲ題シテ緑苔(リョクタイ)ヲ掃(ハラ)ウ。〔白氏文集(ハクシモンシ゛ュウ)・王十八の山に帰るを送り仙遊寺に寄題す〕

ことわざ ページ 595