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あのこえでとかげくらうかほととぎす【あの声で蜥蜴食らうか時鳥】🔗🔉

あのこえでとかげくらうかほととぎす【あの声で蜥蜴食らうか時鳥】 人もものごとも見かけによらぬもので、外見と中身がひどく異なって驚かされることが多いということ。 ◎あの美しい声で鳴くほととぎすが、まさかとかげを食うとは驚いたものだの意で、江戸時代の俳人宝井其角(たからいきかく)の句から。 〔類〕蛇食うときけば恐ろし雉子の声

あのよのせんにち このよのいちにち【あの世の千日 この世の一日】🔗🔉

あのよのせんにち このよのいちにち【あの世の千日 この世の一日】 あの世にあるという極楽で千日暮らすより、この世でたとえ一日でも楽しみにふけったほうがよいということ。 〔類〕死しての千年より生きての一日

あばたもえくぼ【痘痕も靨】🔗🔉

あばたもえくぼ【痘痕も靨】 惚(ほ)れた欲目で見ると、相手のどんな欠点でも長所に見えるということ。 ◎愛する者にとっては相手の天然痘(てんねんとう)の痕(あと)の痘痕ですら、かわいい靨に見えるの意から。 〔類〕惚れた欲目/屋烏の愛 〔較〕Love covers many infirmities.(愛は多くの欠点を隠す)

あひるもかものきぐらい【家鴨も鴨の気位】🔗🔉

あひるもかものきぐらい【家鴨も鴨の気位】 そこまでいっていないけれど、それほどの気位を持っていることのたとえ。 ◎かっこうのよくない家鴨が、鴨の気位を持つの意から。 〔較〕Every ass thinks himself worthy to stand with the king"s horses.(どのろばも王様の馬と並ぶ資格ありと考えている)

あびきょうかん【阿鼻叫喚】🔗🔉

あびきょうかん【阿鼻叫喚】 むごたらしい悲惨な状態に陥って、人々が救いを求めて泣き叫ぶようすを言う。 ◎「阿鼻」は「阿鼻地獄」の略で仏教の八大地獄の一つ。剣(つるぎ)の山や熱湯などで責めさいなまれる地獄で、一名を無間(むげん)地獄とも言う。そこに堕(お)ちた者たちが喚(わめ)き叫ぶようすから。なお「叫喚」を狂おしく叫ぶ意の「狂喚」と誤りやすい点に注意。

ことわざ ページ 634