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いさかいをしいしいはらをおおきくし【諍いをしいしい腹を大きくし】🔗🔉

いさかいをしいしいはらをおおきくし【諍いをしいしい腹を大きくし】 仲は悪い夫婦なのに子供だけはよくできるということ。 〔較〕Biting and scratching gets the cat with kitling.(噛(か)んだり引っ掻(か)いたりしながら猫に子猫をはらませる ― kitlingは子猫)

いざかまくら【いざ鎌倉】🔗🔉

いざかまくら【いざ鎌倉】 さあ大変だ、一大事だという場合。 ◎中世、非常事態が起こり、諸国の武士が鎌倉幕府の非常召集を受けて、いざ鎌倉へ馳(は)せ参じようとしたことから。 〔例〕いざ鎌倉、と押っとり刀で駆けつける。

いしうすをはしにさす【石臼を箸に刺す】🔗🔉

いしうすをはしにさす【石臼を箸に刺す】 無理難題を言うたとえ。 ◎石臼を箸で刺すことなど、とうてい不可能なことから。

いしがながれてこのはがしずむ【石が流れて木の葉が沈む】🔗🔉

いしがながれてこのはがしずむ【石が流れて木の葉が沈む】 逆さま、あべこべなことのたとえ。 ◎沈むべきはずの石が流れ、浮いて流れるはずの木の葉が沈んでしまうの意から。 〔出〕新語 〔類〕石が浮かんで木の葉が沈む/朝日が西から出る

いしじぞうにはち【石地蔵に蜂】🔗🔉

いしじぞうにはち【石地蔵に蜂】 なんとも感じないことのたとえ。 ◎石地蔵を蜂が刺しても、痛くもかゆくもないことから。 〔類〕牛の角を蜂が刺す

いしにかみしも【石に裃】🔗🔉

いしにかみしも【石に裃】 硬い石に裃を着せたように、堅苦しいこと。また、そういう堅苦しい人のこと。 ◎「石に裃を着せたよう」とも言う。 〔類〕石部金吉鉄兜(かなかぶと)

いしにきゅう【石に灸】🔗🔉

いしにきゅう【石に灸】 なんの効果もないたとえ。 ◎石を相手に灸をすえてみてもなんの効き目もないことから。 〔類〕土に灸(きゅう)/泥に灸(やいと) 〔較〕roast a stone(石をローストにする)

いしにくちすすぎ ながれにまくらす【石に漱ぎ 流れに枕す】🔗🔉

いしにくちすすぎ ながれにまくらす【石に漱ぎ 流れに枕す】 負け惜しみが強いこと。無理にこじつけて自説を通そうとすること。 ◎中国晋(しん)の孫楚(そんそ)という人が、本来は「石に枕し、流れに漱ぐ」と言うべきことばを「石に漱ぎ、流れに枕す」と言い誤ってしまったとき、「石に漱ぐ」は歯を磨くため、また「流れに枕す」は俗事を聞いた耳を洗うためだとこじつけた故事から。なお、「さすが」に「流石」の漢字を当てたのも、また、夏目漱石(なつめそうせき)の号もこのことばに由来する。 〔出〕晋書(しんじょ) 〔例〕「石で歯を磨いても流石(さすが)へらぬ口」(古川柳)

ことわざ ページ 648