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かんいっぱつ【間一髪】🔗⭐🔉
かんいっぱつ【間一髪】
ものごとがひどくさしせまっていること、ぎりぎりの状態であることのたとえ。
◎髪の毛一本が入るほどのわずかなすきまの意から。
〔例〕間一髪の差で逃れる。
かんうんやかく【閑雲野鶴】🔗⭐🔉
かんうんやかく【閑雲野鶴】
なんの束縛もなしに自然と親しみ、悠々(ゆうゆう)自適の暮らしをすること。
◎閑(しず)かに空に浮かんでいる雲と、野に遊ぶ鶴(つる)の意から。
かんかんがくがく【侃々諤々】🔗⭐🔉
かんかんがくがく【侃々諤々】
なにものにも臆(おく)せず、正しいと信ずることをはっきりと主張すること。
◎「侃々」は強くまっすぐなようす。「諤々」は臆(おく)せず、ありのままを言うようす。略して「侃諤」とも言う。なお、やかましくしゃべりたてることをいう「喧々囂々(けんけんごうごう)」の意に用いるのは誤りだが「喧々囂々」と「侃々諤々」を混同して「喧々諤々」などと用いられることもある。
かんがえるあし【考える葦】🔗⭐🔉
かんがえるあし【考える葦】
人間のたとえ。
◎フランスの哲学者パスカルの『パンセ』にある「人間は自然のうちで、最も弱い一本の葦にすぎない。しかし、それは考える葦である」ということばから。
かんがくいんのすずめはもうぎゅうをさえずる【勧学院の雀は蒙求を囀る】🔗⭐🔉
かんがくいんのすずめはもうぎゅうをさえずる【勧学院の雀は蒙求を囀る】
ふだん見慣れたり聞き慣れたりしていると、習わなくても自然に覚えてしまうというたとえ。
◎「勧学院」は平安時代、藤原一族の子弟を教育した学校。『蒙求』は、教訓的な逸話などを集めた中国唐代の書。勧学院にすんでいた雀が学生たちが朗読する『蒙求』を聞き覚えて、その文句を囀るようになったということから。
〔例〕「勧学は蒙求、泉岳はちゅうちゅう」(古川柳)
〔類〕門前の小僧習わぬ経を読む
かんぎゅうじゅうとう【汗牛充棟】🔗⭐🔉
かんぎゅうじゅうとう【汗牛充棟】
蔵書のきわめて多いことのたとえ。
◎車に積めばそれを引く牛が汗をかき、家の中に積めば棟にまで充(み)ちてしまうほど書物が多いの意から。
〔出〕柳宗元(りゅうそうげん)
ことわざ ページ 747。