さんをかたむける【産を傾ける】 全財産を仕事などにつぎ込むこと。 《例文》 「村の青年の教育のために産を傾けて尽くした。」 財産を使ってなくしてしまうこと。 《例文》 「酒色に産を傾ける。」

さんかきんたい【山河襟帯】 敵を防ぎとめ、味方を守るのに好都合な地形。自然がそのまま要塞(ようさい)となっている土地のこと。 ◎山があたかも襟(えり)のようにぐるりとまわりを取り囲み、河がちょうど帯(おび)のようにまわりを流れている険しい地勢の意から。「山河」は「さんが」とも言う。 〔出〕白居易

さんかんしおん【三寒四温】 冬から春先にかけて寒い日が三日ぐらい続くと、次に四日ぐらい温かい日が続き、これがくり返されること。

さんしすいめい【山紫水明】 山や川の景色がこの上もなく美しいことの形容。 ◎日に映じて山は紫にかすんで見え、川の水は清らかに澄みきって見える意から。 〔例〕山紫水明の地。

さんせい【三省】 何度も繰り返し、反省すること。 ◎一日に何度も自分のおこないを省みるの意から。 〔出〕論語

さんにん　しこをなす【三人 市虎を成す】 →三人虎を成す