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[語法] (1)「かなり」の意味は fairly, quite, rather, ((略式))pretty の順に強くなる. その意味で不定冠詞を伴う場合, quite はその前に置くのが普通:It's 〜 an interesting suggestion. かなりおもしろい提案だ. (2)意味の強い形容詞・副詞(「非常に」など極端さを含意:amazing(ly), astounding(ly) など)や最上級, too などを修飾して強調する場合(b), quite は completely ( →1)の意: His later philosophy developed a 〜 unique view of language. 彼の後の哲学は他とはまったく異なる言語観を発展させた. ただし, 単音節語や第1音節に強勢のある短音節の形容詞を修飾する場合はリズムの関係から ‘〜 a ...' の語順が好まれる: a ht day かなり暑い日(×a ht day)/I can't understand it. I'm really 〜 an ordinary sort of chap. 〈George V〉そんなことはわからぬ. 私は本当に凡人なのだ /It is 〜 a brain-stretching site with a wealth of state-of-the-art computer graphics. それは最新のコンピュータグラフィックスを豊富にそろえたまさに頭を使わないと使いこなせないウェブサイトです. (3)強勢の置き方は要するに quite を強く発音すれば被修飾語の意味が弱くなり(「まあまあ…」), 逆に弱く発音すれば被修飾語の意味が強くなる. i) It's cold. 多少寒い(が思ったほどでない). ii) It's 〜 cld. かなり[((米)) とても]寒い.「かなり」や「まあまあ」の意味.(a)では, 留保条件を含み後に but が続くことが多い:The lecture was interesting(, but too long). 講演はまあまあだった(が長すぎた)/The victim felt 〜 well after a short rest but then died suddenly a few days' later. 被害者はちょっと休んだ後かなり元気を回復したが数日後突然息を引き取った. (4)「×〜 a +形容詞」の語順は通例不可:It was a 〜 perfect [×〜 a perfect] day. まったくすばらしい日だった. 定冠詞の場合は the の前に置くが((正式)):That was 〜 the wrong thing to say. そんなことを言うのはまったく間違っていた. (5)通例比較級を直接修飾しない. 例外:〜 better すっかり回復して /〜 the better of the two 2つのうち文句なしによい方. (6)動詞は通例「心的状態」を表すものがくる:I 〜 agree. まったく同意します. したがって, quite は進行形と一般に共起しにくい. (7)quite の位置は形容詞・副詞(句)・((主に英))動詞・前置詞句の前. wh 節[句]の前にくることもあるが, 否定的な文に多い:I don't know 〜 how to deal with that one. その処理法がわからない.

ジーニアス英和大辞典 ページ 53217