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いがみ-あ・う ―アフ [4] 【啀み合う】 (動ワ五[ハ四])🔗🔉

いがみ-あ・う ―アフ [4] 【啀み合う】 (動ワ五[ハ四]) (1)獣が互いに吠(ホ)えあったり,かみあったりする。 (2)互いに敵対視して争い合う。「兄弟が―・う」

いがみ-の-ごんた 【いがみの権太】🔗🔉

いがみ-の-ごんた 【いがみの権太】 人形浄瑠璃「義経千本桜」の三段目の主人公。鮨屋(スシヤ)弥左衛門の子でごろつきであるが,改心して平維盛(コレモリ)を救うために苦心し命を落とす。

いが・む [0] 【歪む】🔗🔉

いが・む [0] 【歪む】 ■一■ (動マ五[四]) 〔「ゆがむ」の転〕 (1)「ゆがむ」に同じ。「―・んだ箱」「―・んだおれが直(スグ)な子を持たは,何の因果ぢやと/浄瑠璃・千本桜」 (2)盗む。「是まで人の物を―・み候へば/浄瑠璃・生写朝顔話」 ■二■ (動マ下二) ⇒いがめる

いが・む 【啀む】 (動マ四)🔗🔉

いが・む 【啀む】 (動マ四) (1)獣が牙(キバ)をむき出してかみつこうとする。また,ほえつく。「二人をめがけ―・みかかるを/浄瑠璃・国性爺合戦」 (2)激しい語調でどなり立てる。けんか腰で言いかける。「そんならおいらを衒(カタ)るのかと―・みかくれば/浄瑠璃・夏祭」

いかめ 【厳め】 (形動ナリ)🔗🔉

いかめ 【厳め】 (形動ナリ) いかめしげ。恐ろしげ。「―な御山伏に成らせられて御座るの/狂言・腰祈(虎寛本)」

いかめ・い 【厳めい】 (形)🔗🔉

いかめ・い 【厳めい】 (形) 〔シク活用の形容詞「厳めし」がク活用化して生じた口語形。中世語〕 「いかめしい」に同じ。「管仲ほど―・い賢臣と言はうずものは/史記抄 10」

いかめし・い [4] 【厳めしい】 (形)[文]シク いかめ・し🔗🔉

いかめし・い [4] 【厳めしい】 (形)[文]シク いかめ・し (1)近よりにくい感じを与えるほど立派で威厳がある。「―・い顔つきの将軍」「―・い門がまえ」 (2)厳重である。物々しい。きびしい。「―・い警戒」 (3)激しい。猛烈だ。「波いと―・しう立ち来て/源氏(須磨)」 (4)盛んである。盛大だ。すばらしい。「内裏・東宮の残らず参り集ひて,―・しき御いそぎの響きなり/源氏(若菜上)」 (5)(「いかめしく」の形で副詞的に用い)立派に。よくこそ。「―・しくも尋ね給ふものかな/ささめごと」 〔主に和文で用いられた〕 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

大辞林 ページ 138577