い-さく ― [0] 【遺作】 死んだ人が残した未発表の作品。

い-さく ― [0] 【遺策】 手落ちのあるはかりごと。

イサク Isaac 旧約聖書創世記に登場するイスラエルの族長。アブラハムとサラに契約のしるしとして神が与えた子。ヤコブの父。

いさ-くさ [0] （１）もめごと。いざこざ。「きのふの―はどうなりました/滑稽本・浮世風呂 4」 （２）文句。苦情。言い分。「なに，―があるもんだ/滑稽本・膝栗毛 7」 （３）（副詞的に用いる）あれこれ。ぐずぐず。「そんな人達に会って―口をきくよりも/或る女（武郎）」

い-ざけ ― 【居酒】 居酒屋で飲むこと。また，その酒。

いさ-ご [0] 【砂・沙・砂子】 すな。細かい石。すなご。まさご。

――長じて巌(イワオ)となる 〔石が成長すると考えていた古代人が，繁栄の長く久しいことを祝った語〕 天子・貴人の寿命・治世が末長く続く。

いさご-じ ―ヂ 【砂路】 砂の路。すなみち。「清き河原の―に/弁内侍日記」

いさご-むし [3] 【沙虫・石蚕】 トビケラの幼虫。イモムシ形で，淡水中にすみ，糸を出して砂粒などをつづり合わせ筒状の巣を作る。釣りの餌(エサ)に使われる。

いざ-こざ [0] もめごと。争いごと。ごたごた。「―を起こす」「―が絶えない」

いささ 【細小・細】 （接頭） 名詞に付いて，ちいさい，ささやかな，わずかな，いささかの，の意を表す。「―小笹(オザサ)」「―川」

いささ-おがわ ―ヲガハ 【細小小川】 細い流れ。いささ川。「―に夕すずみせむ/拾玉集」

いささ-おざさ ―ヲ― 【細小小笹】 わずかにある笹。一説に，背の低い竹の意とも。「後は山，前は野辺，―に風さわぎ/平家（灌頂）」