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いとう-じんさい 【伊藤仁斎】🔗🔉

いとう-じんさい 【伊藤仁斎】 (1627-1705) 江戸前期の儒学者。古義学の祖。京都の人。名は維(コレエダ),字(アザナ)は源佐(ゲンスケ)。年来学んできた朱子学に疑問を抱き,直接古典,ことに「論語」「孟子」の真義をつかんで仁義の実践躬行(キユウコウ)を求める古義学を首唱。京都堀川に古義堂を開いて堀川学派と呼ばれ,門弟三千余人におよんだ。著「論語古義」「孟子古義」「語孟字義」「童子問」など。

いとう-しんぞう ―シンザウ 【伊藤慎蔵】🔗🔉

いとう-しんぞう ―シンザウ 【伊藤慎蔵】 (1826-1880) 幕末の洋学者。長門国萩の人。適塾にまなぶ。越前国大野藩の洋学館長として蘭学教育などに貢献。

いとう-しんとく 【伊藤信徳】🔗🔉

いとう-しんとく 【伊藤信徳】 (1633-1698) 江戸前期の俳人。京都の富商。貞徳の門人,のち談林派。若い芭蕉と交わった。

いとう-せい 【伊藤整】🔗🔉

いとう-せい 【伊藤整】 (1905-1969) 詩人・小説家・評論家。北海道生まれ。本名は整(ヒトシ)。東京商大中退。詩から小説に転じ,昭和初期に「新心理主義」を唱え「得能物語」などを書く。戦後は創作と文学理論の統一をめざし活躍。小説「鳴海仙吉」「氾濫」,評論「日本文壇史」など。

いとう-そうかん 【伊藤宗看】🔗🔉

いとう-そうかん 【伊藤宗看】 (1)(初代)(1618-1694) 江戸前期,将棋三世名人。出雲の人。大橋本家で修業し,1635年に独立して家元伊藤家をおこし,のち三世名人となる。在野派の挑戦を退けた数多の争い将棋で有名。 (2)(三代)(1706-1761) 江戸中期,将棋七世名人。将軍に献上した詰め将棋集「象戯図式」は難解かつ名作で,「詰むや詰まざるや百番」と称して有名。

いとう-だいすけ 【伊藤大輔】🔗🔉

いとう-だいすけ 【伊藤大輔】 (1898-1981) 映画監督。愛媛県生まれ。小山内薫に師事。「忠次旅日記」「丹下左膳」などサイレント時代劇に傑作を残す。

いとう-ためきち 【伊藤為吉】🔗🔉

いとう-ためきち 【伊藤為吉】 (1864-1943) 建築家。三重県生まれ。機械学・数学・漢学などを学び,渡米。帰国後,職工徒弟の教育・地位向上に腐心。のちに鉄筋コンクリート部材の研究・生産を行う。晩年は,永久動力機関の発明に没頭する。

大辞林 ページ 138916