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おう-みょうぶ ワウミヤウブ 【王命婦】🔗🔉

おう-みょうぶ ワウミヤウブ 【王命婦】 皇族で命婦となっている人。

おう-む アウ― 【鸚鵡】🔗🔉

おう-む アウ― 【鸚鵡】 (1)オウム目の鳥のうち,一般に大形で,尾の短いものの総称。インコとの区別は明確ではない。羽色は白・黒・赤・黄などで,冠羽がある。くちばしは太く,上くちばしの先が下に曲がっている。暖・熱帯の森林にすむ。よく人に慣れ,物まねのうまいものが多く,飼い鳥とされる。 (2)歌舞伎の演出法。主役が派手なしぐさや台詞(セリフ)で引っ込んだあとで,三枚目役がそっくりそのまねをして笑わせる演出。おうむ返し。 (3)「鸚鵡の杯」の略。

――よく言えども飛鳥(ヒチヨウ)を離れず🔗🔉

――よく言えども飛鳥(ヒチヨウ)を離れず 〔礼記(曲礼上)〕 鸚鵡は人の言葉をまねて達者に話すが,やはり鳥でしかない。言葉だけで実行が伴わないことの意にもいう。

おうむ-いし アウ― [3] 【鸚鵡石】🔗🔉

おうむ-いし アウ― [3] 【鸚鵡石】 (1)人声や音を反響しやすい形をしていて,それに向かって言葉を発すると,そっくりまねて言い返すと言い伝えられてきた大きな石。言葉石。響き石。おうむせき。 (2)「おうむせき{(2)}」に同じ。

おうむ-がい アウ―ガヒ [3] 【鸚鵡貝】🔗🔉

おうむ-がい アウ―ガヒ [3] 【鸚鵡貝】 〔殻口の部分がオウムのくちばしに似ているのでいう〕 頭足綱の軟体動物。古生代に栄えた三五〇〇種以上もの化石種が知られるが,現存するのはオウムガイ科の四種のみで「生きた化石」といわれる。古生代のものは殻がまっすぐか,「つ」の形に少し曲がったものが多く,次第に巻いた殻となった。現生種は平面に内巻きに巻く。殻径20センチメートルに達し,多くの隔室に分かれ,最外部の室に軟体動物が入っている。六〇本以上の触手をもち,肉食性。太平洋・インド洋の熱帯海域に分布。 鸚鵡貝 [図]

おうむ-がえし アウ―ガヘシ [4] 【鸚鵡返し】🔗🔉

おうむ-がえし アウ―ガヘシ [4] 【鸚鵡返し】 (1)相手の言葉をそっくりまねて応答すること。「―に言う」 〔即座に返事する意にも用いられる〕 (2)和歌で,人から詠みかけられた歌の一部の言葉をとりかえて即座に返歌とすること。 (3)差された杯を下に置かずに返杯すること。「―の盞の事/今川大双紙」

大辞林 ページ 139979