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おぼ・れる [0] 【溺れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 おぼ・る🔗🔉

おぼ・れる [0] 【溺れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 おぼ・る (1)泳げないために,水中で死にそうになる。また,死ぬ。「川で―・れて死ぬ」「―・れている子を助ける」 (2)あることに夢中になって,心をうばわれる。耽溺(タンデキ)する。ふける。「酒に―・れる」「愛に―・れる」 (3)ぼんやりする。「帰りこむ道も―・れておもほえず今日の別れを惜しむ涙に/堀河百首」

溺れる者は藁(ワラ)をも掴(ツカ)む🔗🔉

溺れる者は藁(ワラ)をも掴(ツカ)む 危急の時は全然頼みにならないものにでも頼ろうとする。

おぼろ [0] 【朧】🔗🔉

おぼろ [0] 【朧】 ■一■ (名) (1)タイ・タラ・ヒラメなどの白身の魚をゆで,身をほぐして味をつけ,いり煮にした食品。そぼろ。 (2)「朧豆腐」「朧昆布」などの略。 ■二■ (形動)[文]ナリ (1)ぼうっと薄くかすんでいるさま。春の夜についていうことが多い。「―にかすむ春の宵」[季]春。《辛崎の松は花より―にて/芭蕉》 (2)ぼんやりとしたさま。「―な記憶」

おぼろ-おぼろ 【朧朧】 (副)🔗🔉

おぼろ-おぼろ 【朧朧】 (副) (「と」を伴って)はっきりしないさま。ぼんやり。「不飲込なる老人の耳には善も悪も―として/鶉衣」

おぼろ-ぎん [3] 【朧銀】🔗🔉

おぼろ-ぎん [3] 【朧銀】 (1) ⇒ろうぎん(朧銀) (2)表面を梨子地(ナシジ)にして,光沢を消した銀。

おぼろ-ぐも [4] 【朧雲】🔗🔉

おぼろ-ぐも [4] 【朧雲】 高層雲の俗称。雨の前兆といわれる。

おぼろ-こぶ [4] 【朧昆布】🔗🔉

おぼろ-こぶ [4] 【朧昆布】 酢に浸して軟らかくした昆布を幅広に薄く削ったもの。すまし汁などに用いる。おぼろ。

おぼろ-ぞめ [0] 【朧染(め)】🔗🔉

おぼろ-ぞめ [0] 【朧染(め)】 着物の上を濃く,裾に向かって次第に淡くぼかした染め方。また,その布地。寛文(1661-1673)頃,京都の紺屋新右衛門が朧月を見て創始したという。曙(アケボノ)染めと同じとも。

おぼろ-づき [3][0] 【朧月】🔗🔉

おぼろ-づき [3][0] 【朧月】 春の夜のほのかにかすんだ月。[季]春。《―大河をのぼる御舟かな/蕪村》

大辞林 ページ 140426