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思う心(ココロ)🔗⭐🔉
思う心(ココロ)
(1)恋しく思う心。深い愛情。「家にして結ひてし紐を解きさけず―をたれか知らなむ/万葉 3950」
(2)こうしたいという考え。「生れし時より―ありし人にて/源氏(桐壺)」
思う事言わねば腹(ハラ)ふくる🔗⭐🔉
思う事言わねば腹(ハラ)ふくる
心に思っていることを言わないでいるのは腹に物がつまっているようで落ち着かないものだ。
思う空(ソラ)🔗⭐🔉
思う空(ソラ)
〔「空」はこころの意〕
思う心持ち。「―安くもあらず/万葉 4480」
思うところな・し🔗⭐🔉
思うところな・し
思慮がない。無分別である。「所せきさましたる人こそ,うたて―・く見ゆれ/徒然 2」
思うどち🔗⭐🔉
思うどち
〔「どち」は仲間・友達の意〕
気の合った者どうし。親しい仲間。「或人の許に―さし集まりて/無名抄」
思う仲(ナカ)の小(コ)いさかい🔗⭐🔉
思う仲(ナカ)の小(コ)いさかい
親しい二人の間には,かえって小さな争いが起きやすいものだ。
思うに任せ
ない🔗⭐🔉
思うに任せ
ない
思うように物事が進まない。思いどおりにならない。
ない
思うように物事が進まない。思いどおりにならない。
思うに別れ思わぬに添う🔗⭐🔉
思うに別れ思わぬに添う
男女の縁は思うとおりにならないということ。「世の中は月にむら雲花に風―/仮名草子・薄雪物語」
思う念力(ネンリキ)岩をも通す🔗⭐🔉
思う念力(ネンリキ)岩をも通す
精魂こめてすれば,できないことはない。一念岩をも通す。
思うはかり🔗⭐🔉
思うはかり
〔「はかり」は際限の意〕
いろいろと考えること。思案。おもんぱかり。多く後に「なし」を伴って用いられる。「聖も未だ見えず,使者をだにも上せねば―ぞなかりける/平家 12」
思う人🔗⭐🔉
思う人
(1)心の合う人。親しい友人。「古りにしさとの秋萩を―どち相見つるかも/万葉 1558」
(2)恋しく思う人。「―来むと知りせば/万葉 2824」
(3)自分をかわいがってくれる人。「まづは―にさまざまおくれ/源氏(若菜下)」
おもう-おもう オモフオモフ 【思ふ思ふ】 (副)🔗⭐🔉
おもう-おもう オモフオモフ 【思ふ思ふ】 (副)
思いながら。思いつつ。「重ねてのたまへれば,苦しと―参りぬ/源氏(若菜下)」
大辞林 ページ 140466。