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さん [1] 【産】🔗🔉

さん [1] 【産】 (1) [0] (多く「お産」の形で)子供が生まれること。分娩(ブンベン)。出産。 (2)生まれ育った土地。出身地。「君は一体どこの―だ/坊っちゃん(漱石)」 (3)財産。資産。「―を成す」 (4)地名の下に付いて,その土地の生産であることを表す。「北海道―のジャガイモ」

――の紐(ヒモ)を解・く🔗🔉

――の紐(ヒモ)を解・く お産をする。分娩する。「かくて,年月を経るほどに,三年三月にて,―・き給ふ/弁慶物語」

――を傾・ける🔗🔉

――を傾・ける (1)財産を使いはたす。 (2)財産全部をかけて,あることを行う。

――を破・る🔗🔉

――を破・る 財産を無くす。破産する。

さん 【散】🔗🔉

さん 【散】 ■一■ [1] (名) (1)〔仏〕 精神統一がなされず,宗教的瞑想に入っていない心の在り方。あれこれと揺れ動く,日常的な心の在り方。 ⇔定(ジヨウ) (2)こなぐすり。[ヘボン] ■二■ (接頭) 位階を表す名詞に付いて,位だけがあって官職に就いていないことを表す。「―一位」

さん [1] 【算】🔗🔉

さん [1] 【算】 (1)占いに用いる算木(サンギ)。また,占い。 (2)昔,中国から渡来した計算用具。長方形の小木片,二七一枚を集めたもの。 (3)計算。勘定。「たとへ―があうても/浄瑠璃・重井筒(上)」 (4)そろばん。

――を置・く🔗🔉

――を置・く (1)算木で計算する。 (2)算木で占う。

――を散ら・す🔗🔉

――を散ら・す 「算を乱す」に同じ。「楯は―・したる様にさんざんに蹴ちらさる/平家 11」

――を乱・す🔗🔉

――を乱・す 算木を乱したように散乱する。ちりぢりばらばらになる。算を散らす。

さん [1] 【酸】🔗🔉

さん [1] 【酸】 (1)すっぱいもの。すっぱい味。「―が強いみかん」 (2)〔化〕 水に溶けたときに電離して,水素イオンを生ずる物質。酸味をもつ・青色リトマス試験紙を赤色に変える・塩基と反応して塩と水を生じるなどのいわゆる酸性は水素イオンの性質による。また,イオン化列で水素よりも前にある金属を溶かして塩をつくり水素ガスを発生する。酸はその電離度により,強酸と弱酸に区別される。現在では水溶液のみでなく,広範な化学反応を酸・塩基の立場で説明するために,酸を陽子供与体としたり,電子対受容体とする定義が用いられている。 →塩基 →アルカリ

大辞林 ページ 145147