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しめり-ごえ ―ゴ
[4] 【湿り声】🔗⭐🔉
しめり-ごえ ―ゴ
[4] 【湿り声】
泣いたり悲しんだりしているときの沈んだ声。

しめり-ばん [0] 【湿り半】🔗⭐🔉
しめり-ばん [0] 【湿り半】
〔「ばん」は半鐘の意〕
火事が鎮火したことを知らせる半鐘。しめり。
しめ・る [0] 【湿る】 (動ラ五[四])🔗⭐🔉
しめ・る [0] 【湿る】 (動ラ五[四])
(1)水分を含んで,しっとりする。湿気を帯びる。「―・った布団を干す」「―・った空気」
(2)悲しみなどのために気持ちが沈む。「座が―・る」「劣勢に応援も―・りがちだ」
(3)静かになる。ひっそりする。「夜深きほどの人の気―・りぬるに/源氏(椎本)」
(4)雨などの勢いが静まる。おとろえる。「やう
風なほり,雨の脚―・り/源氏(明石)」
(5)態度や考え方が落ち着いている。「人ざまもいたう―・り,はづかしげに/源氏(絵合)」
(6)消える。「火―・りはてて/蜻蛉(下)」


し・める [2] 【占める】 (動マ下一)[文]マ下二 し・む🔗⭐🔉
し・める [2] 【占める】 (動マ下一)[文]マ下二 し・む
(1)ある場所・地位などを,自分のものとして,他者が入りこまないようにする。占有する。(ア)自分の住んだり使ったりする場所とする。「商店街の一角を―・める銀行」「窓側に座席を―・める」「事務所は一階から五階までを―・めている」(イ)ある地位を自分のものとする。「権力の座を―・める」「卒業までずっと首席を―・めていた」
(2)全体のある部分を専有する。「過半数を―・める」「反対意見が大勢(タイセイ)を―・める」「国土の五割以上を山林が―・める」
(3)土地や樹木が自分のものであることを示すため,標識をほどこす。「我が背子が―・めけむ黄葉地(ツチ)に落ちめやも/万葉 4223」
(4)食べる。飲食する。「牛で杯一(パイイチ)―・めたうへで/安愚楽鍋(魯文)」
[慣用] 味を―・地歩を―
し・める [0] 【染める】 (動マ下一)[文]マ下二 し・む🔗⭐🔉
し・める [0] 【染める】 (動マ下一)[文]マ下二 し・む
(1)色や匂いをつける。しみこませる。現代語では,動詞の連用形に付いて複合動詞として用いられる。「煮―・める」「香をたき―・める」「浅からず―・めたる紫の紙に/源氏(明石)」
(2)心などを,じっとそこに込める。心を奪われる。「花の枝にいとど心を―・むるかな/源氏(梅枝)」
〔「染(シ)む」に対する他動詞〕
大辞林 ページ 145955。