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じょう-るり ジヤウ― [0] 【浄瑠璃】🔗🔉

じょう-るり ジヤウ― [0] 【浄瑠璃】 語り物の一。一六世紀に,三河地方で盲法師の語り物として発生し,琵琶や扇拍子を伴奏として語られていたが,やがて矢作(ヤハギ)の長者の娘浄瑠璃御前と牛若丸との恋物語を語る「浄瑠璃姫物語」(「十二段草子」)が広く迎えられ,同じ節回しで他の物語も語るようになり,これを浄瑠璃と呼ぶようになった。一七世紀初めから三味線を伴奏として人形芝居と結びつき,人形浄瑠璃が起こり,初め京都で,のち三都に流行した。初期には江戸の金平(キンピラ)節・土佐節・外記節,京都の伊勢島節・角太夫節・加賀節,大坂の播磨節・文弥節などの古浄瑠璃が盛行した。1684年竹本義太夫が大坂の竹本座で義太夫節を語り始め,ここに浄瑠璃は義太夫節の異名ともなった。のち豊後節やその系統の常磐津節・清元節などの歌舞伎浄瑠璃,また一中節・河東(カトウ)節・新内節など座敷で聞かせる唄浄瑠璃など諸浄瑠璃が派生した。 →人形浄瑠璃

じょうるり-かたり ジヤウ― [5] 【浄瑠璃語り】🔗🔉

じょうるり-かたり ジヤウ― [5] 【浄瑠璃語り】 「浄瑠璃太夫(タユウ)」に同じ。

じょうるり-かんばん ジヤウ― [5] 【浄瑠璃看板】🔗🔉

じょうるり-かんばん ジヤウ― [5] 【浄瑠璃看板】 歌舞伎劇場などに掲げた,浄瑠璃の名題・俳優・太夫・三味線・囃子(ハヤシ)・振り付けなどをしるした芝居看板。

じょうるり-きょうげん ジヤウ―キヤウ― [5] 【浄瑠璃狂言】🔗🔉

じょうるり-きょうげん ジヤウ―キヤウ― [5] 【浄瑠璃狂言】 ⇒義太夫狂言(ギダユウキヨウゲン)

じょうるり-ざ ジヤウ― [0] 【浄瑠璃座】🔗🔉

じょうるり-ざ ジヤウ― [0] 【浄瑠璃座】 人形浄瑠璃芝居を興行する劇場。また,それを興行する一座。

じょうるり-しばい ジヤウ― [5] 【浄瑠璃芝居】🔗🔉

じょうるり-しばい ジヤウ― [5] 【浄瑠璃芝居】 浄瑠璃に合わせて演じる人形芝居。人形浄瑠璃芝居。

じょうるり-せかい ジヤウ― [5] 【浄瑠璃世界】🔗🔉

じょうるり-せかい ジヤウ― [5] 【浄瑠璃世界】 〔仏〕 薬師如来の浄土。地は瑠璃から成り,建物・用具などがすべて七宝造りで,無数の菩薩が住んでいるという。薬師浄土。

じょうるり-たゆう ジヤウ―タイフ [5] 【浄瑠璃太夫】🔗🔉

じょうるり-たゆう ジヤウ―タイフ [5] 【浄瑠璃太夫】 浄瑠璃を語ることを職とする人。浄瑠璃語り。

大辞林 ページ 146686