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つのくに-の 【津の国の】 (枕詞)🔗🔉

つのくに-の 【津の国の】 (枕詞) 摂津国の地名から,「浪華(ナニワ)」「長洲(ナガス)」「昆野(コヤ)」「長柄(ナガラ)」「御津(ミツ)」などと同音の語にかかる。「―何は思はず/古今(恋四)」「―ながすと見えて袖ぞくちぬる/拾遺(恋一)」「―見つとないひそ/新勅撰(恋五)」

つの-ぐ・む 【角ぐむ】 (動マ四)🔗🔉

つの-ぐ・む 【角ぐむ】 (動マ四) 葦(アシ)・薄(ススキ)・真菰(マコモ)などが,角のような芽を出す。「あしの葉に―・む程の春風ぞ吹く/新古今(春上)」

つの-ぐり [0] 【角繰(り)・角髻】🔗🔉

つの-ぐり [0] 【角繰(り)・角髻】 江戸時代,庶民の女性が結った髪形の一。ぐるぐる巻きあげて笄(コウガイ)をさした。

つの-げし [2] 【角罌粟】🔗🔉

つの-げし [2] 【角罌粟】 ケシ科の二年草または多年草。ヨーロッパ原産。花壇に植える。葉は互生。高さ40〜60センチメートル。六〜八月,分枝した枝の先に鮮黄色または橙赤色の四弁花を開く。果実は角状で長い。

つの-こ [0] 【角粉】🔗🔉

つの-こ [0] 【角粉】 鹿などの角を焼いてつくったみがき粉。塗漆や蒔絵の画を磨いてつやを出すのに用いる。

つのごけ-るい [4] 【角苔類】🔗🔉

つのごけ-るい [4] 【角苔類】 ツノゴケ綱に属するコケ植物。一綱一科。蘇類と苔(タイ)類の特徴をあわせもつ一群。葉状体はゼニゴケなどの本体に似る。胞子体は角状。ツノゴケ・キノボリツノゴケなど。

つの-ごま [0] 【角胡麻】🔗🔉

つの-ごま [0] 【角胡麻】 ツノゴマ科の一年草。北アメリカ南部原産。観賞用に栽培。全体に毛がある。高さ約80センチメートル。葉は卵円形。夏,黄紫斑のある白色の大きな花を総状につける。果(サクカ)は上方が曲がった角形で,熟して二裂する。タビビトナカセ。

つの-ざいく [3] 【角細工】🔗🔉

つの-ざいく [3] 【角細工】 (1)動物の角に細工をすること。また,その細工物。 (2)「張り形」の異名。

つの-さじ [0] 【角匙】🔗🔉

つの-さじ [0] 【角匙】 水牛などの角で作った匙。薬品類などを扱うときに用いる。

つの-ざめ [2] 【角鮫】🔗🔉

つの-ざめ [2] 【角鮫】 ツノザメ目ツノザメ科の海魚の総称。全長約1〜2メートル。体は二基の背びれの前に角状のとげがあり,尻びれはない。種類が多く,アブラツノザメ・ツマリツノザメ・アイザメなどがいる。卵胎生。練り物の原料にし,また肝油をとる。ほぼ全世界に分布。

大辞林 ページ 149771