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なさけ-だい 【情け代】🔗⭐🔉
なさけ-だい 【情け代】
〔情けを売る代金の意〕
遊女の玉代。
なさけ-どころ 【情け所】🔗⭐🔉
なさけ-どころ 【情け所】
(1)陰部。「『どれどれ,ちつと―を炙るべい』ト股火をする/歌舞伎・吾嬬鑑」
(2)男色で,肛門のこと。「貴殿の秘蔵の―/浄瑠璃・先代萩」
なさけ-の-みち 【情けの道】🔗⭐🔉
なさけ-の-みち 【情けの道】
(1)物の情趣を解する心。風雅な心。
(2)男女の愛情の道。また,色の道。
なさけ-びと 【情け人】🔗⭐🔉
なさけ-びと 【情け人】
物の情趣,特に男女の情のわかる人。
なさけ-むよう [4] 【情け無用】🔗⭐🔉
なさけ-むよう [4] 【情け無用】
情けをかける必要がないこと。
なさけ-やど 【情け宿】🔗⭐🔉
なさけ-やど 【情け宿】
男女の密会場所に用いられる宿。あいびき宿。出会い宿。
なさけ-ようしゃ [4] 【情け容赦】🔗⭐🔉
なさけ-ようしゃ [4] 【情け容赦】
相手への思いやりと遠慮。多く下に打ち消しの語を伴って用いる。「―もなくやっつける」「―をしない」
なさけ-だ・つ 【情け立つ】 (動タ四)🔗⭐🔉
なさけ-だ・つ 【情け立つ】 (動タ四)
(1)情愛のあるように振る舞う。「わざとならねど―・ち給ふ若人は/源氏(藤裏葉)」
(2)風流を解するように振る舞う。風流ぶる。「思ひわかぬばかりの心にては,よしばみ,―・たざらむなむ目やすかるべき/源氏(帚木)」
なさけ-な・い [4] 【情け無い】 (形)[文]ク なさけな・し🔗⭐🔉
なさけ-な・い [4] 【情け無い】 (形)[文]ク なさけな・し
□一□
(1)(期待や予想に反していて)嘆かわしい。ふがいなく残念だ。「我ながら―・い」「目先の利益しか考えないとは―・い奴だ」
(2)みじめである。貧弱である。「―・い声を出す」「―・い服装」
□二□
(1)情けがない。思いやりがない。無情だ。「継母は―・いもんだとね/照葉狂言(鏡花)」「殊更に―・くつれなきさまを見せて/源氏(帚木)」
(2)風流でない。興ざめである。「…と歌ふ声の―・きしも哀れに聞ゆ/源氏(玉鬘)」
(3)情け容赦がない。むごたらしい。「墳墓を忽ちうがつて,死骸を実検せらるること,いたはしく―・くぞ聞えし/保元(下)」
〔そのもの自体に情けがない意の□二□(1)が原義〕
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
大辞林 ページ 151139。