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なま-ざとり [3] 【生悟り】 (名)スル🔗🔉

なま-ざとり [3] 【生悟り】 (名)スル 中途半端に悟ること。また,その人。「―した厄介者/社会百面相(魯庵)」

なま-さぶらい ―サブラヒ 【生侍】🔗🔉

なま-さぶらい ―サブラヒ 【生侍】 身分の低い侍。未熟な侍。青侍。「京に有ける―の身貧しき有けり/今昔 16」

なま・し 【生し】 (形シク)🔗🔉

なま・し 【生し】 (形シク) (1)なまである。新鮮である。「長洲の浜に至りて,―・しき魚を求めて是をすすめ給ふに/著聞 2」 (2)未熟である。「信心うすく,智解の発(オコ)らざる事,是れ―・しき姿なり/沙石 2」

まし (連語)🔗🔉

まし (連語) 〔完了の助動詞「ぬ」の未然形「な」に推量の助動詞「まし」の付いたもの〕 (1)…てしまうだろう。…てしまいそうだ。「われ女ならば,同じ兄弟(ハラカラ)なりとも必ず睦び寄り―まし/源氏(若菜上)」「風をだにまちてぞ花の散り―まし/後撰(春下)」 (2)(多く疑問の語を受けて)…てしまおうか。…したものかしら。「いかさまにせむ,法師にやなり―まし,死にやし―まし/宇津保(蔵開下)」 (3)…であったら…することであったろう。「近く寄せ―ましかば,百千の弓箭ありとも取付なんには叶はずして,皆殺され―まし/今昔 31」 (4)…すればよかったろう。「やすらはで寝―ましものをさ夜更けてかたぶくまでの月を見しかな/後拾遺(恋二)」

なまじ [0] 【憖】🔗🔉

なまじ [0] 【憖】 〔「なまじい」の転〕 ■一■ (副) (1)中途半端なさま。不徹底なさま。なまじっか。「―腕に覚えがあるのがいけなかった」「―知ってる仲間だから頼みづらい」 (2)あることを仮定して,それをしないほうがむしろよいさまを表す。…するためにかえって。「―会えば未練がわく」「―真実を知れば苦悩が増す」 ■二■ (形動) {■一■}に同じ。「―なことはしないほうがよい」「―の玄人(クロウト)よりは腕がたつ」

なまじ-っか [0] 【憖っか】🔗🔉

なまじ-っか [0] 【憖っか】 ■一■ (副) 「なまじ{■一■}」に同じ。「―知らせないほうがいい」 ■二■ (形動) 「なまじ{■二■}」に同じ。「―なことでは勝てない」

大辞林 ページ 151229