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そと【外】🔗🔉

そと [1] 【外】 (1)空間的・平面的に設定されたある範囲の外部。 ⇔うち ⇔なか (ア)囲みや仕切りの外部。「部屋の―からも話が聞こえる」「球がコートの―に出る」(イ)建物の外部。屋外。「―へ出て遊びなさい」「―は日差しが強い」 (2)抽象的に設定されたある世界の外部。領域外。 ⇔うち 「名利の―に身を置く」「関心の―」 (3)その人の所属する家庭・学校・会社などでない所。よそ。 ⇔うち 「―で食事を済ませる」「秘密が―に漏れる」「―回り」 (4)表側に現れている部分。外部から見える側面。 ⇔うち 「感情がすぐ―に出る」「―を飾りたがる人間」 〔古くは「と(外)」を使ったが,中世以降「そと」が多く用いられるようになった〕

そ-と🔗🔉

そ-と (副) (1)音を立てないように。静かに。人に知られないように。ひそかに。そっと。「若衆―起きて行き/咄本・醒睡笑」 (2)少し。ちょっと。「はるばるこれまで参りて候,―おん見せ候へ/謡曲・西行桜」

そと-あげ【外揚(げ)】🔗🔉

そと-あげ [0] 【外揚(げ)】 衣服の縫い揚げを表側に出してしたもの。

そと-あるき【外歩き】🔗🔉

そと-あるき [3] 【外歩き】 (名)スル 外を歩くこと。外出。また,外勤。

そと-いわし【外鰯】🔗🔉

そと-いわし [3] 【外鰯】 カライワシ目の海魚。全長約90センチメートル。体は円筒状で,口は小さく下面に開く。目が大きい。発生の途中,ウナギの幼魚に似たレプトセファルス型幼魚期を経る。食用。地中海を除く暖海に分布。

そ-とう【俎豆】🔗🔉

そ-とう [0] 【俎豆】 〔「俎」はつくえ,「豆」はたかつき〕 中国古代の祭器の名。転じて,まつりあげること。また,礼法。

そ-とう【租稲】🔗🔉

そ-とう ―タウ [0] 【租稲】 律令制で,租として収める稲。

そ-とう【粗糖】🔗🔉

そ-とう ―タウ [0] 【粗糖】 精製していない甘蔗糖。原料糖。

そ-とう【鼠盗】🔗🔉

そ-とう ―タウ [0] 【鼠盗】 こそどろ。鼠賊。

そとうば【卒塔婆】🔗🔉

そとうば ソタフバ [2] 【卒塔婆】 「そとば(卒塔婆)」に同じ。

そ-とうば【蘇東坡】🔗🔉

そ-とうば 【蘇東坡】 蘇軾(ソシヨク)の号。

そと-うみ【外海】🔗🔉

そと-うみ [0][3] 【外海】 (内海・湾などに対して)陸地から遠く離れた広い海。外洋。 ⇔内海(ウチウミ)

そと-おもて【外表】🔗🔉

そと-おもて [3] 【外表】 表を外側にして,二枚の布や紙を重ねること。 ⇔中表(ナカオモテ)

そとおり-ひめ【衣通姫】🔗🔉

そとおり-ひめ ソトホリ― 【衣通姫】 記紀に登場する伝説上の女性。その名は,容姿が美しく,艶色が衣を通して光り輝いたことによるという。古事記の允恭天皇の皇女軽大郎女(カルノオオイラツメ),日本書紀の允恭天皇の皇后衣通郎女(ソトオリノイラツメ)(弟姫(オトヒメ))の別名とされる。後世,和歌三神の一人として和歌山市の玉津島神社にまつられる。

そと-がけ【外掛(け)】🔗🔉

そと-がけ [0] 【外掛(け)】 相撲の決まり手の一。四つに組み,自分の左(または右)足を相手の右(または左)足の外側から掛け,強く引いて倒す技。 →内掛け

そと-がこい【外囲い】🔗🔉

そと-がこい ―ガコヒ [3] 【外囲い】 建築物・構築物の外側の囲い。また,最も外側にある囲い。

そと-が-はま【外ヶ浜】🔗🔉

そと-が-はま 【外ヶ浜】 青森県の日本海側の大戸瀬崎辺から津軽半島および陸奥(ムツ)湾の沿岸一帯の地の古称。特に,津軽半島北部三厩(ミンマヤ)村の海岸をいう。善知鳥安方(ウトウヤスカタ)の伝説で名高い。

そと-かべ【外壁】🔗🔉

そと-かべ [2][0] 【外壁】 建物の外に面している壁。がいへき。

そと-がま【外罐・外釜】🔗🔉

そと-がま [0] 【外罐・外釜】 浴槽から離れて風呂がまがあること。また,そのような風呂。 ⇔内罐

そと-がまえ【外構え】🔗🔉

そと-がまえ ―ガマヘ [3] 【外構え】 門・塀・垣など,建物の外側の造り・構造。また,門・塀など。

そと-がわ【外側】🔗🔉

そと-がわ ―ガハ [0] 【外側】 仕切りの外の部分。また,一つの物の,外に面した側。 ⇔中側 ⇔内側 「この線から―に出たら負けだ」「箱の―に色を塗る」

そと-ぎらい【外嫌い】🔗🔉

そと-ぎらい ―ギラヒ [3] 【外嫌い】 外出が嫌いで家にばかりいること。また,その人。出ぎらい。 ⇔内嫌い

そと-ぐるま【外車】🔗🔉

そと-ぐるま [3] 【外車】 外部にとりつけた車輪。 →がいしゃ(外車)(2)

そと-ぐるわ【外郭・外曲輪】🔗🔉

そと-ぐるわ 【外郭・外曲輪】 城などの外のくるわ。また,一番外の囲い。がいかく。とぐるわ。 ⇔内郭

ソト-ご【―語】🔗🔉

ソト-ご [0] 【―語】 〔Sotho〕 ニジェール-コンゴ語族ベヌエ-コンゴ語派のうちバンツー諸語に属す言語。レソト王国の民族語。ツワナ語に近い。アフリカ南部における重要な言語の一。

そと-ごうし【外格子】🔗🔉

そと-ごうし ―ガウシ [3] 【外格子】 (1)外側へ上げるようになっている格子。 (2)家の外側にある格子。 ⇔内格子

そと-さぶらい【外侍】🔗🔉

そと-さぶらい ―サブラヒ 【外侍】 「遠侍(トオサブライ)」に同じ。 ⇔内侍

そと-じろ【外城】🔗🔉

そと-じろ [0] 【外城】 (1)本丸に対して,外郭(ソトグルワ)の称。 (2)根城に対して,端城(ハジロ)の称。

そと-すう【外数】🔗🔉

そと-すう [3] 【外数】 ある統計量を,主要部分の数値と特別な部分の数値とで併記する場合,後者を前者に対して外数という。例えば大学入学者数の定員内人数に対する定員外の留学生数。 ⇔内数(ウチスウ)

そと-ぜい【外税】🔗🔉

そと-ぜい [2] 【外税】 表示される価額のほかに消費税が課されること。外税方式。 →内税

そと-せん【外🔗🔉

そと-せん [0] 【外】 内側に湾曲した鉋(カンナ)。桶などの外側を削るのに用いる鉋(カンナ)。 ⇔内

そと-そで【外袖】🔗🔉

そと-そで [2] 【外袖】 和服や洋服の一枚袖では後面の袖,二枚袖では外側の大きい方の袖。

そと-ぞり【外反り】🔗🔉

そと-ぞり [0] 【外反り】 日本刀のように,刀身が峰の方へ反りかえったもの。

そと-づかい【外使い】🔗🔉

そと-づかい ―ヅカヒ [3] 【外使い】 買い物など外の用をするために雇った人。また,その用事。「寄宿舎には小使がゐた。それを学生は―に使ふことが出来た/雁(鴎外)」

そと-づら【外面】🔗🔉

そと-づら [0] 【外面】 (1)外部の人と接するときの態度・顔つき。 ⇔内面(ウチヅラ) 「―のいい人」 (2)外に向いた面。がいめん。

そと-で【外出】🔗🔉

そと-で [0] 【外出】 (名)スル 出かけること。がいしゅつ。「これまで,―するにも,薄化粧ばかりしてゐたが/浮雲(四迷)」

そと-どい【外樋】🔗🔉

そと-どい ―ドヒ [0][2] 【外樋】 軒先や外壁の外側に取り付けた樋。 ⇔内樋(ウチドイ)

そと-とも【外艫】🔗🔉

そと-とも [0] 【外艫】 船体後部に突出した和船特有の船尾構造の称。

そと-ながし【外流し】🔗🔉

そと-ながし [3] 【外流し】 (1)家の外に設けた流し。 (2)芸人が,呼び入れられるのを待って往来を流して歩くこと。また,その人。

そと-にしき【外錦】🔗🔉

そと-にしき 【外錦】 見えを張ること。世間体を繕うこと。「内裸でも―/浄瑠璃・天の網島(中)」

そと-ね【外寝】🔗🔉

そと-ね [0] 【外寝】 暑さで寝苦しい夏の夜,戸外に寝ること。[季]夏。《―人目鼻もわかず布かむり/星野立子》

そと-ねこ【外猫】🔗🔉

そと-ねこ [0] 【外猫】 飼い猫のように家の中で飼育せず,外で餌を与える猫。 ⇔内猫(ウチネコ)

そと-のり【外法】🔗🔉

そと-のり [0] 【外法】 箱や管,または柱と柱の外側から外側までの寸法。外径。 ⇔内法

そとば【卒塔婆・卒都婆】🔗🔉

そとば [2][0] 【卒塔婆・卒都婆】 〔梵 stpa〕 〔仏〕 (1)供養・報恩のため,仏舎利や遺物などを安置した建造物。浮図(フト)。塔婆。塔。そとうば。 →塔 (2)供養・追善のため,墓などに立てる細長い板。塔の形の切り込みがつけられ,梵字・経文などが記されている。板塔婆。塔婆。そとうば。 卒塔婆(2) [図]

そと-ばき【外履き】🔗🔉

そと-ばき [0] 【外履き】 外歩き用の履物。

そと-はちもんじ【外八文字】🔗🔉

そと-はちもんじ [5] 【外八文字】 踏み出す足の爪先(ツマサキ)をまず内側に向けたのち,外側に向けて足を運ぶこと。遊女が道中するときの歩き方。 ⇔内八文字

そと-ばり【外張(り)】🔗🔉

そと-ばり [0] 【外張(り)】 (1)物の外側に紙や布を張ること。また,その紙や布。 (2)陣営の外側の防備。

そと-びき【外引き】🔗🔉

そと-びき [0] 【外引き】 三枚におろした魚の皮を下,尾を左にして尾の方から包丁を入れ,左手で皮の端を引きながら皮をはぐこと。 →内引き

そと-びらき【外開き】🔗🔉

そと-びらき [3] 【外開き】 ドアや窓が室内から室外へ向かって開くこと。 ⇔内開き

そと-ぶた【外蓋】🔗🔉

そと-ぶた [0] 【外蓋】 二重蓋の容器の,外側の蓋。 ⇔内蓋

そと-ぶところ【外懐】🔗🔉

そと-ぶところ [3] 【外懐】 一番上に着た着物の上前と下前との間にあるふところ。 ⇔内懐

そと-ぶみ【外文】🔗🔉

そと-ぶみ 【外文】 ⇒げぶん(外文)

そと-ぶろ【外風呂】🔗🔉

そと-ぶろ [0] 【外風呂】 屋外に設けられた入浴施設。また,自宅でわかす風呂に対して,もらい湯や銭湯をいう。 ⇔内風呂

そと-べ【外方】🔗🔉

そと-べ [3] 【外方】 外の方。外側。「只在(トア)る人家の―に/こがね丸(小波)」

そと-べい【外塀】🔗🔉

そと-べい [2] 【外塀】 家の外を囲む塀。また,最も外側の塀。

そと-べり【外耗】🔗🔉

そと-べり [0] 【外耗】 穀物を搗(ツ)いたときの,減り高の残高に対する比。 ⇔内耗(ウチベリ)

そと-ぼう【外房】🔗🔉

そと-ぼう ―バウ 【外房】 千葉県南部,房総半島の太平洋に面する地域。 →内房(ウチボウ)

そとぼう-せん【外房線】🔗🔉

そとぼう-せん ―バウ― 【外房線】 JR 東日本の鉄道線。千葉と大網・勝浦・安房鴨川間の93.3キロメートル。房総半島の太平洋側を通り,内房線と結んで半島を一周する。

そと-ぼり【外堀・外壕・外濠】🔗🔉

そと-ぼり [0] 【外堀・外壕・外濠】 城の周囲を囲んでいる堀。堀が二重にあるときは,外側の堀。 ⇔内堀

そと-まご【外孫】🔗🔉

そと-まご [0] 【外孫】 嫁に行った娘や,養子に行った息子にできた子。がいそん。 ⇔内孫

そと-また【外股】🔗🔉

そと-また [0] 【外股】 足のつま先が外側に向くような歩き方。そとわ。 ⇔内股

そと-まわり【外回り】🔗🔉

そと-まわり ―マハリ [3] 【外回り】 (名)スル (1)家などの周囲。また,外側。「―を片付ける」 (2)円・円弧などの外側の周囲。器物の厚みの外側。 ⇔内回り (3)会社などで,販売や外部との交渉などで事務所の外に出てすること。また,そうしてする仕事。

そと-み【外見】🔗🔉

そと-み [0] 【外見】 外から見たようす。外観。外目(ソトメ)。うわべ。がいけん。「―はいいが内にまわると火の車だ」

そと-みす【外御簾】🔗🔉

そと-みす [0] 【外御簾】 近世の歌舞伎劇場で,東西の下桟敷の内御簾に続く六間。 ⇔内御簾

そと-むき【外向き】🔗🔉

そと-むき [0] 【外向き】 (1)外側に向かうこと。「車を―に並べる」 (2)家庭などで,外部に関係すること。「―の付き合い」 ⇔内向き →とむき

そと-むそう【外無双】🔗🔉

そと-むそう ―ムサウ [3] 【外無双】 相撲の決まり手の一。右四つ(または左四つ)に組んだ左(または右)の差し手を抜いて相手の右(または左)膝の外側に当ててひねって倒す技。 →内無双

そと-め【外目】🔗🔉

そと-め [0] 【外目】 他人が見たときの感じ。外見(ソトミ)。「―にも疲労がはっきりわかる」

そとも【背面・外面】🔗🔉

そとも 【背面・外面】 〔「背(ソ)つ面(オモ)」の転〕 (1)山の,日の当たらない面。物の背面。裏手。また,北。 ⇔影面(カゲトモ) 「耳梨の青菅山は―の大き御門/万葉 52」 (2)外側。外部。「―の笹戸を音信(オトズレ)し嵐の松かなど聞耳立つるに/浮世草子・武家義理物語 3」

そと-もうこ【外蒙古】🔗🔉

そと-もうこ 【外蒙古】 ⇒がいもうこ(外蒙古)

そとも-の-みち【山陰道】🔗🔉

そとも-の-みち 【山陰道】 山陰道(サンインドウ)の古名。「巨勢朝臣粟持を―の使者とす/日本書紀(天武下訓)」 ⇔山陽道(カゲトモノミチ)

そと-もも【外股・外腿】🔗🔉

そと-もも [0] 【外股・外腿】 ももの外側。 ⇔内股

そとやま-ぶし【外山節】🔗🔉

そとやま-ぶし 【外山節】 岩手県の民謡で,岩手郡玉山村外山牧場の酒盛り唄。源流は旧南部領の盆踊り唄「なにゃとやら」

そと-ゆ【外湯】🔗🔉

そと-ゆ [2] 【外湯】 温泉場で旅館の外に設けられた浴場。 ⇔内湯

そと-ろじ【外露地】🔗🔉

そと-ろじ ―ロヂ [3] 【外露地】 茶室の露地のうち,中門または中潜(ナカクグ)りより外側の露地。野外の趣をもたせ,待合・下腹雪隠(シタバラセツチン)などを設ける。 →内露地

そと-わ【外輪】🔗🔉

そと-わ [0] 【外輪】 (1)足の先が外側に向いていること。また,そのような歩き方。そとわに。 (2)外側の輪。

そと-わく【外枠】🔗🔉

そと-わく [0] 【外枠】 外側の枠。 ⇔内枠

そとわこまち【卒都婆小町】🔗🔉

そとわこまち 【卒都婆小町】 能の一。四番目物。観阿弥作。年老いて乞食の姿でさまよう小野小町が,鳥羽のあたりで卒都婆(ソトバ)に腰を下ろしていると高野山の僧がとがめる。小町は禅問答のあげくに狂乱する。

そと-わに【外鰐】🔗🔉

そと-わに [0] 【外鰐】 鰐足の一。爪先が外側に向く歩き方。外股。そとわ。 ⇔内鰐

そと-わり【外割】🔗🔉

そと-わり [0][4] 【外割】 (1)歩合高の,元高と歩合高との和に対する割合。 (2)「外耗(ソトベリ)」に同じ。 ⇔内割

そと-わりびき【外割引】🔗🔉

そと-わりびき 【外割引】 ⇒真割引(シンワリビキ)

そと【外】(和英)🔗🔉

そと【外】 the outside (外部);→英和 the exterior (外面);→英和 out-of-doors (戸外).〜の outdoor;→英和 outside;outer;→英和 external.→英和 〜に[で]in the open (air);→英和 out of doors;outside.〜で食事をする dine out.〜へ出ない keep indoors.〜へ出す take out.

そとうみ【外海】(和英)🔗🔉

そとうみ【外海】 the open sea.

そとがまえ【外構え】(和英)🔗🔉

そとがまえ【外構え】 outward structure;external appearance (外観).

そとがわ【外側】(和英)🔗🔉

そとがわ【外側】 the outer side;the outside[exterior].→英和 〜の outer;→英和 outside;external.→英和 〜から from without.

そとづら【外面がよい】(和英)🔗🔉

そとづら【外面がよい】 be affable to everyone except one's family.

そとのり【外法】(和英)🔗🔉

そとのり【外法】 the outside measurement.

そとば【卒塔婆】(和英)🔗🔉

そとば【卒塔婆】 a stupa.→英和

そとぼり【外濠】(和英)🔗🔉

そとぼり【外濠】 the outer moat.

そとまわり【外回り】(和英)🔗🔉

そとまわり【外回り】 the (outside) circumference (周囲).〜の仕事 outside work.

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