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つつ【筒】🔗⭐🔉
つつ [2][0] 【筒】
(1)丸く細長く中がからになっているもの。くだ。管。
(2)銃身。砲身。「―先」
(3)小銃。大砲。「大―」「捧げ―」
(4)井戸がわ。井筒(イヅツ)。
(5)轂(コシキ)の異名。
(6)俵にさしこんで米や麦を出すために用いる,先をとがらせた竹。米さし。
(7)酒などを入れる竹筒。ささえ。
(8)和船で,帆柱の受け材。
→帆筒
つつ【鶺鴒】🔗⭐🔉
つつ 【鶺鴒】
セキレイの古名。「あめ,―,千鳥/古事記(中)」
つ・つ【伝つ】🔗⭐🔉
つ・つ 【伝つ】 (動タ下二)
伝える。「神代より言ひ―・て来らく/万葉 894」
つつ🔗⭐🔉
つつ (接助)
〔完了の助動詞「つ」を重ねたものからといわれる。反復・継続を表すのが原義〕
動詞および動詞型活用の助動詞の連用形に接続する。
(1)動作・作用が継続して行われることを表す。現代語では「つつある」の形をとることが多い。「目下調査し―あるいくつかの事件」「あらたまの年の緒長く住まひ―いまししものを/万葉 460」
(2)同時に行われる二つの動作を結びつける。(ア)一方の動作と同時に他の動作も行われることを表す。…ながら。「富士を左に見―,東京に向かう」「国民の意向も反映させ―,政治を行うべきだ」「かくあるを見―,こぎゆくまにまに/土左」(イ)互いに無関係な,また相反する二つの動作・作用を結びつける。「にもかかわらず」の意。現代語では「つつも」の形をとることが多い。…ながらも。「無駄と知り―,神仏に頼る」「高めの球はあぶないと注意し―も,つい投げてしまった」「君が聞き―告げなくも憂し/万葉 4207」
(3)動作・作用が繰り返し行われることを表す。「等身に薬師仏をつくりて,手あらひなどして,人まにみそかに入り―,…身をすてて額(ヌカ)をつき祈り申すほどに/更級」
(4)(和歌において,「つつ」止めの形で)詠嘆の意をこめて表す。「山里は秋こそことにわびしけれ鹿の鳴く音(ネ)に目をさまし―/古今(秋上)」
(5)単純な接続を表す。「て」とほとんど同義。「庭の千種(チクサ)露おもく,籬(マガキ)にたふれかかり―,外面(ソトモ)の小田も水こえて/平家(灌頂)」
つつ-い【筒井】🔗⭐🔉
つつ-い ―
[0] 【筒井】
筒状にまるく掘った井戸。
[0] 【筒井】
筒状にまるく掘った井戸。
つつい-づつ【筒井筒】🔗⭐🔉
つつい-づつ ―
― [3] 【筒井筒】
(1)筒井につけられたわく。
(2)〔「伊勢物語」二三段の「つつゐつの井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしな妹見ざるまに」から〕
幼なじみの男女。また,その仲。「―の仲」
(3)重文の井戸茶碗。豊臣秀吉所持。近習が取り落とし,五つに割れたことから,細川三斎が銘をつけた。
― [3] 【筒井筒】
(1)筒井につけられたわく。
(2)〔「伊勢物語」二三段の「つつゐつの井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしな妹見ざるまに」から〕
幼なじみの男女。また,その仲。「―の仲」
(3)重文の井戸茶碗。豊臣秀吉所持。近習が取り落とし,五つに割れたことから,細川三斎が銘をつけた。
つつい【筒井】🔗⭐🔉
つつい ツツ
【筒井】
姓氏の一。
【筒井】
姓氏の一。
つつい-じゅんけい【筒井順慶】🔗⭐🔉
つつい-じゅんけい ツツ
― 【筒井順慶】
(1549-1584) 戦国大名。大和筒井城主。松永久秀を討って大和一国を支配。以後,織田信長に属す。本能寺の変では明智光秀に誘われたが居城を動かず,山崎の戦いののち,羽柴秀吉に参じた。そのため洞ヶ峠(ホラガトウゲ)に軍をとどめて形勢をうかがって日和見(ヒヨリミ)を決め込んだという俗説が生まれた。
→洞ヶ峠
― 【筒井順慶】
(1549-1584) 戦国大名。大和筒井城主。松永久秀を討って大和一国を支配。以後,織田信長に属す。本能寺の変では明智光秀に誘われたが居城を動かず,山崎の戦いののち,羽柴秀吉に参じた。そのため洞ヶ峠(ホラガトウゲ)に軍をとどめて形勢をうかがって日和見(ヒヨリミ)を決め込んだという俗説が生まれた。
→洞ヶ峠
つつ-うらうら【津津浦浦】🔗⭐🔉
つつ-うらうら [1][1]-[2] 【津津浦浦】
〔「つづうらうら」とも〕
いたるところの津や浦。全国いたるところ。「全国―から集まった選手たち」
つつ-お【筒落】🔗⭐🔉
つつ-お 【筒落】
「筒落米(ツツオゴメ)」の略。「旦那の身上で一年に,千両・二千両は―でも有こと/浄瑠璃・淀鯉(上)」
つつお-ごめ【筒落米】🔗⭐🔉
つつお-ごめ 【筒落米】
米さしの竹筒からこぼれ落ちた米。「こぼれすたれる―をはき集めて/浮世草子・永代蔵 1」
つつ-おと【筒音】🔗⭐🔉
つつ-おと [0] 【筒音】
銃砲をうつ音。
つつが-むし【恙虫】🔗⭐🔉
つつが-むし [3] 【恙虫】
ダニ目ツツガムシ科とその近縁の節足動物の総称。体長は成虫で0.2〜1ミリメートル。卵形または瓢箪(ヒヨウタン)形で,歩脚は三対。幼虫は野ネズミなどに寄生し,恙虫病を媒介する。全世界に広く分布。特に,新潟・秋田・山形県下の河川の中・下流域沿岸にすむアカツツガムシ(アカムシ)が知られる。ようちゅう。
恙虫
[図]
[図]
つつが-むし-びょう【恙虫病】🔗⭐🔉
つつが-むし-びょう ―ビヤウ [0] 【恙虫病】
ツツガムシに媒介されて起こるリケッチア疾患。刺し口と局所リンパ節の腫脹が診断の手がかりになる。死亡率が高かったが,治療の進歩により死亡例は少なくなった。
つつ-がき【筒描き】🔗⭐🔉
つつ-がき [0] 【筒描き】
染色で防染糊の置き方の一。円錐形の筒に入れた糊で図柄を描いていく。つつびき。
つつが-な・い【恙無い】🔗⭐🔉
つつが-な・い [4] 【恙無い】 (形)[文]ク つつがな・し
異常がない。無事である。「―・く旅を終える」「日々―・く暮らす」
つつがゆ-の-しんじ【筒粥の神事】🔗⭐🔉
つつがゆ-の-しんじ [6] 【筒粥の神事】
⇒粥占(カユウラ)の神事(シンジ)
つつ-がわら【筒瓦】🔗⭐🔉
つつ-がわら ―ガハラ [3] 【筒瓦】
⇒丸瓦(マルガワラ)
つつき-だ・す【突き出す】🔗⭐🔉
つつき-だ・す [0][4][2] 【突き出す】 (動サ五[四])
突っついて出す。「藪(ヤブ)から蛇を―・す」
[可能] つつきだせる
つつき-まわ・す【突き回す】🔗⭐🔉
つつき-まわ・す ―マハス [0][5][2] 【突き回す】 (動サ五[四])
あちらこちらから何回もつつく。「よってたかって―・す」
つつ-ぎり【筒切り】🔗⭐🔉
つつ-ぎり [0] 【筒切り】
まるく長いものを横に切ること。輪切り。「鯉を―にする」
つつ・く【突く】🔗⭐🔉
つつ・く [2] 【突く】 (動カ五[四])
〔「たたく」と同源か〕
(1)指先や棒で小刻みに何度も突く。「赤ん坊のほっぺを―・く」「穴ヲ―・ク/ヘボン」
(2)注意や合図のために軽く突く。「ひじで―・かれた」
(3)箸(ハシ)やくちばしで突くようにして食べる。「すき焼きを―・く」「小鳥が木の実を―・く」
(4)弱みや欠点をことさら責め立てる。「あまり細かいことを―・くのはよせ」
(5)ある行動をとるように人に働きかける。「委員を―・いて提案させる」
[可能] つつける
[慣用] 蜂(ハチ)の巣をつついたよう
つつ-ぐち【筒口】🔗⭐🔉
つつ-ぐち [0] 【筒口】
「筒先」に同じ。
つつ-くら【惣暗】🔗⭐🔉
つつ-くら 【惣暗】
まっくら。真の闇。つつやみ。「火も打ち消えつれば,―になりぬ/今昔 27」
つつ-ごかし【筒転かし】🔗⭐🔉
つつ-ごかし 【筒転かし】
〔銭筒で百文ずつ銭を計るときに多少の過不足が出ることから〕
銭勘定をごまかすこと。転じて,詐欺。ごまかし。「手ひどいころり是がほんの―,かたりめに出逢うた/浄瑠璃・鬼一法眼」
つつ-ごて【筒籠手】🔗⭐🔉
つつ-ごて [2] 【筒籠手】
甲冑の籠手の一。手首と肘(ヒジ)の間を,筒状にならべた数枚の鉄または革の板で覆うもの。
つつ-さき【筒先】🔗⭐🔉
つつ-さき [0] 【筒先】
(1)ホースなどの筒状のものの先。筒口。
(2)銃・砲の口。銃口。砲口。筒口。「敵に―を向ける」
(3)ホースの筒先を受け持つ消防士。筒口。
つつ-ざき【筒咲き】🔗⭐🔉
つつ-ざき [0] 【筒咲き】
花弁が筒形をして咲くこと。また,その花。アサガオの花など。「―の花」
つつじ【躑躅】🔗⭐🔉
つつじ [0][2] 【躑躅】
ツツジ科ツツジ属の植物の総称。常緑または落葉性の低木。山地に自生し,公園や庭園に広く栽植される。葉は互生。四,五月,枝先に先端が五裂した漏斗形の美しい花を一〜数個つける。果実は
果。園芸品種が多い。ヤマツツジ・ミヤマキリシマ・サツキなど。[季]春。
果。園芸品種が多い。ヤマツツジ・ミヤマキリシマ・サツキなど。[季]春。
つつじ-いろ【躑躅色】🔗⭐🔉
つつじ-いろ [0] 【躑躅色】
ツツジの花のような鮮やかな赤紫色。
つつじ-か【躑躅科】🔗⭐🔉
つつじ-か ―クワ [0] 【躑躅科】
双子葉植物合弁花類の一科。温帯・寒帯,まれに熱帯の山地に生え,世界に約五〇属一五〇〇種ある。低木または小高木で,落葉性のものが多い。花は両性で,漏斗状ないし壺状で先端が四,五裂する花冠がある。果実は
果まれに液果。ツツジ・シャクナゲ・コケモモ・アセビなど。
果まれに液果。ツツジ・シャクナゲ・コケモモ・アセビなど。
つつじ-ばな【躑躅花】🔗⭐🔉
つつじ-ばな 【躑躅花】 (枕詞)
ツツジの花のように美しい意から,「にほふ」「にほえをとめ」にかかる。「―にほへる君がにほ鳥のなづさひ来むと/万葉 443」
つつしみ【慎み】🔗⭐🔉
つつしみ [0][4] 【慎み】
(1)慎むこと。謙虚な気持ちでいること。ひかえめにしていること。「―のある態度」「―がない」
(2)物忌み。斎戒。「いみじき御―どもをし給ふしるしにや/源氏(明石)」
(3)江戸時代の士分の者に科した刑罰の一種。家にとじこめ,外部との接触を禁ずるもの。謹慎。
つつしみ-ぶか・い【慎み深い】🔗⭐🔉
つつしみ-ぶか・い [6] 【慎み深い】 (形)[文]ク つつしみぶか・し
慎む心が深い。「―・い物言い」
[派生] ――さ(名)
つつし・む【慎む・謹む】🔗⭐🔉
つつし・む [3] 【慎む・謹む】 (動マ五[四])
〔「慎(ツツ)む」と同源〕
(1)あやまちのないように,行動を控えめにする。《慎》「軽挙妄動を―・む」「言葉を―・む」
(2)度がすぎないようにする。《慎》「酒を―・む」
(3)神仏・貴人などの前でかしこまった態度をとる。《謹》「―・んで承る」「余り―・み給て,今は目も見せ給はねば/狭衣 4」
→つつしんで
(4)斎戒する。物忌みする。「伊予の守の朝臣の家に―・む事侍りて/源氏(帚木)」
つつ-じり【筒尻】🔗⭐🔉
つつ-じり [0] 【筒尻】
筒の後部。鉄砲などの尻。
つつしん-で【謹んで】🔗⭐🔉
つつしん-で 【謹んで】 (連語)
〔動詞「つつしむ」の連用形に助詞「て」の付いた「つつしみて」の転〕
かしこまって。うやうやしく。「―申し上げます」「―お受けします」
つつ-すねあて【筒臑当て】🔗⭐🔉
つつ-すねあて [3] 【筒臑当て】
甲冑(カツチユウ)の臑当ての一。鉄または革の縦長の板数枚を筒状に並べたもの。
つつ-ぜき【筒関】🔗⭐🔉
つつ-ぜき [2] 【筒関】
和船の帆柱を立てる筒状の受け材を取り付ける,船体中の最重要箇所の称。普通,船体中央部よりやや船尾寄りで,最も幅が広い所にあたる。腰当(コシアテ)。
つつ-そで【筒袖】🔗⭐🔉
つつ-そで [0] 【筒袖】
和服で,袂(タモト)の部分のない筒形の袖。また,その袖の付いた着物。つつっぽ。筒袍(ツツポウ)。
つつ-だい【筒台】🔗⭐🔉
つつ-だい [0][2] 【筒台】
銃身や砲身を据える台。
つつ-だけ【筒竹】🔗⭐🔉
つつ-だけ [2] 【筒竹】
筒切りの竹。
つつ-だて【筒立】🔗⭐🔉
つつ-だて [0] 【筒立】
(1)和船の帆柱の受け材である筒を船体に取り付ける作業のこと。建造工程の最後に行われる。
(2)〔「筒立祝(イワイ)」の略〕
和船の造船儀礼の一。{(1)}の作業完了後,その下部に船の守護神である船玉を納める儀式。各種の造船儀礼中最も重要。筒納め。
つつ-ぢゃわん【筒茶碗】🔗⭐🔉
つつ-ぢゃわん [3] 【筒茶碗】
一般の茶碗よりも深い筒形の茶碗。温かみがこもるので茶の湯では寒中に用いる。きわめて深いものを深筒,比較的浅いものを半筒という。
つつっ-と🔗⭐🔉
つつっ-と [2] (副)
なめらかに素早く移動するさま。つっと。
つつっ-ぽ【筒っぽ】🔗⭐🔉
つつっ-ぽ [0] 【筒っぽ】
「筒袖」に同じ。つつっぽう。
つつ-どり【筒鳥】🔗⭐🔉
つつ-どり [2] 【筒鳥】
カッコウ目カッコウ科の鳥。全長30センチメートル余りで,体形は小形のタカ類に似る。背面は暗灰青色,腹面は黄白色の地に黒い横縞がある。センダイムシクイなど他の鳥の巣に托卵(タクラン)する。日本各地の山林に夏鳥として渡来・繁殖し,冬は南方に渡る。ポンポンと筒を打つように鳴く。ポンポンドリ。[季]夏。
つつ-ぬき【筒抜き】🔗⭐🔉
つつ-ぬき 【筒抜き】
筒を引き抜くように首を抜くこと。「されば古郡が―・さげぎり,数をしらず/狂言・朝比奈」
つつ-ぬけ【筒抜け】🔗⭐🔉
つつ-ぬけ [0] 【筒抜け】
〔筒の底が抜けていて物がそのまま漏れ出る意から〕
(1)話し声などがそのまま他の人に聞こえること。「隣家の話し声が―に聞こえる」
(2)秘密などがすぐ他に漏れ伝わること。「会議の様子が外部へ―だ」
つつ-はらい【筒払い】🔗⭐🔉
つつ-はらい ―ハラヒ [3] 【筒払い】
銃砲の筒を掃除すること。また,それに用いる道具。
つつまし・い【慎ましい】🔗⭐🔉
つつまし・い [4] 【慎ましい】 (形)[文]シク つつま・し
〔動詞「慎(ツツ)む」の形容詞化〕
(1)遠慮深く物静かである。ひかえめだ。「―・くひかえる」「―・いものごし」
(2)ぜいたくでない。質素だ。つましい。「―・い生活」「―・く暮らす」
(3)遠慮される。気がひける。「夢にや見ゆらむと,空恐ろしく―・し/源氏(帚木)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
つつまし-やか【慎ましやか】🔗⭐🔉
つつまし-やか [4] 【慎ましやか】 (形動)[文]ナリ
いかにもつつましそうなさま。ひかえめなさま。「―な女性」
[派生] ――さ(名)
つつ-まもり【筒守り】🔗⭐🔉
つつ-まもり [3] 【筒守り】
小さい竹筒に守り札を入れ,お守りとしたもの。
つつみ【包み】🔗⭐🔉
つつみ 【包み】
■一■ [3] (名)
(1)紙などで包んだもの。「おみやげの―を開く」「紙―」
(2)物を包むために用いるもの。風呂敷など。「―に,衣箱の,おもりかに古体なる,うちおきて,おし出でたり/源氏(末摘花)」
■二■ (接尾)
助数詞。包んであるものを数えるのに用いる。「一―ずつ配る」
つつみ-い【包み井】🔗⭐🔉
つつみ-い ―
【包み井】
(1)周りを石などで囲って水をたたえた井戸。「鈴が音の駅家(ハユマウマヤ)の―の水を飲(タマ)へな妹が直手よ/万葉 3439」
(2)宮中で正月の若水に用いるために,前年の冬から蓋(フタ)をして封じておく井戸。
【包み井】
(1)周りを石などで囲って水をたたえた井戸。「鈴が音の駅家(ハユマウマヤ)の―の水を飲(タマ)へな妹が直手よ/万葉 3439」
(2)宮中で正月の若水に用いるために,前年の冬から蓋(フタ)をして封じておく井戸。
つつみ-いい【包み飯・裹み飯】🔗⭐🔉
つつみ-いい ―イヒ 【包み飯・裹み飯】
強飯(コワメシ)を木の葉などに包んだもの。古代,儀式などの際,下級の参加者に給した。
つつみ-かくし【包み隠し】🔗⭐🔉
つつみ-かくし [0] 【包み隠し】 (名)スル
包み隠すこと。秘密にすること。「―のないところを話す」
つつみ-がまえ【包構え】🔗⭐🔉
つつみ-がまえ ―ガマヘ [4] 【包構え】
漢字の構えの一。「包」「勾」などの「勹」。くがまえ。
つつみ-がみ【包み紙】🔗⭐🔉
つつみ-がみ [3] 【包み紙】
物を包むのに用いる紙。包装紙。
つつみ-きん【包み金】🔗⭐🔉
つつみ-きん [0] 【包み金】
(1)祝いやお礼などとして,紙に包んで渡す金銭。つつみがね。
(2)江戸時代,金座で紙包みにし,封印した金貨。
→包み銀
つつみ-ぎん【包み銀】🔗⭐🔉
つつみ-ぎん 【包み銀】
江戸時代,銀座で紙包みにし,封印した銀貨。包み銀はそのままの状態でも通用した。公認の両替屋や豪商が封印した包み銀も同様に扱われた。金の場合は包み金という。
つつみ-どう【包み胴】🔗⭐🔉
つつみ-どう [3] 【包み胴】
胴丸や腹巻の表面を綾・緞子(ドンス)・繻子(シユス)などで包んだもの。
つつみ-ぶみ【包み文】🔗⭐🔉
つつみ-ぶみ 【包み文】
書状を薄様(ウスヨウ)に包んだもの。後朝(キヌギヌ)の文や懸想文(ケソウブミ)に用いた。「むらさきの紙を―にて/枕草子 89」
つつみ-もの【包み物】🔗⭐🔉
つつみ-もの [0][5] 【包み物】
(1)風呂敷などで包んだもの。
(2)布施や贈り物にするため,金銭や絹布などを包んだもの。
つつみ-やき【包み焼き】🔗⭐🔉
つつみ-やき [0] 【包み焼き】
(1)魚・肉・野菜などを紙・ホイルなどに包んで焼くこと。また,焼いたもの。
(2)鮒(フナ)の腹に昆布・串柿などを入れて焼いたもの。「鮒の―のありける腹に,小さく文を書きて押し入れて/宇治拾遺 15」
つつみ【堤】🔗⭐🔉
つつみ [3][0] 【堤】
〔「包むもの」の意〕
(1)池・川などの水があふれ出ないように,岸に沿って土や石を高く盛ったもの。土手。堤防。「―を築く」「―が切れる」
(2)水を溜(タ)めた池。貯水池。[和名抄]
(3)土俵。「相撲なども,…御前に―かきて/栄花(根合)」
つつみ-がわら【堤瓦】🔗⭐🔉
つつみ-がわら ―ガハラ [4] 【堤瓦】
棟を包むのに用いる半円形の瓦。包み瓦。
→熨斗(ノシ)瓦
つつみ-にんぎょう【堤人形】🔗⭐🔉
つつみ-にんぎょう ―ギヤウ [4] 【堤人形】
堤焼の人形。
つつみ-ぶぎょう【堤奉行】🔗⭐🔉
つつみ-ぶぎょう ―ギヤウ [4] 【堤奉行】
江戸時代,堤防のことをつかさどった奉行。
つつみ-やき【堤焼】🔗⭐🔉
つつみ-やき [0] 【堤焼】
陶器の一種。元禄(1688-1704)の頃から,仙台の台の原で江戸の陶工上村万右衛門が創製した陶器。のち堤町に移ったのでこの名がある。初期には茶器を焼いたが,のち日用品類が多くなった。人形は堤人形として有名。
つつみ【堤】🔗⭐🔉
つつみ 【堤】
姓氏の一。
つつみ-やすじろう【堤康次郎】🔗⭐🔉
つつみ-やすじろう ―ヤスジラウ 【堤康次郎】
(1889-1964) 実業家・政治家。滋賀県生まれ。早大卒。鉄道事業・土地開発・流通などから成る西武グループを築く。長く衆議院議員を務め,1953年(昭和28)衆議院議長。
つつみ-かく・す【包み隠す】🔗⭐🔉
つつみ-かく・す [5] 【包み隠す】 (動サ五[四])
(1)包んだりおおったりして外から見えないようにする。「袖で―・す」
(2)秘密にして,人に知られないようにする。「―・さずに話す」
[可能] つつみかくせる
つつみ-こ・む【包み込む】🔗⭐🔉
つつみ-こ・む [4] 【包み込む】 (動マ五[四])
包んで中に入れる。「霧が街を―・む」
[可能] つつみこめる
つつみ-ちゅうなごん【堤中納言】🔗⭐🔉
つつみ-ちゅうなごん 【堤中納言】
〔邸宅が賀茂川の堤近くにあったことから〕
藤原兼輔(カネスケ)の異名。
つつみちゅうなごんものがたり【堤中納言物語】🔗⭐🔉
つつみちゅうなごんものがたり 【堤中納言物語】
短編物語集。一〇の物語と一の断章より成る。各編は,成立事情を異にし,「逢坂越えぬ権中納言」は1055年の「六条斎院物語合」に提出されたもので女房小式部作。ほかの作者と成立年は未詳。現在の形に結集されたのは鎌倉時代以後。諸編が卓越した技巧でまとめられ,文学史上特異な位置を占める。
つつみ-な・し【恙み無し】🔗⭐🔉
つつみ-な・し 【恙み無し】 (形ク)
さしさわりがない。無事だ。つつがない。「―・く幸(サキ)くいまして/万葉 894」
つつ・む【包む・裹む】🔗⭐🔉
つつ・む [2] 【包む・裹む】 (動マ五[四])
(1)大きな布・紙などで全体を覆って中にいれる。くるむ。「箱を風呂敷に―・む」
(2)周囲をとりかこむ。「雑木林に―・まれた家」「霧に―・まれる」「炎に―・まれる」「温かい愛情で―・む」
(3)ある雰囲気などが充満したりただよったりする。「会場は熱気に―・まれた」「謎に―・まれた過去」
(4)隠して人に知られないようにする。ひめる。「―・み切れぬ喜びを満面に滔(アフ)らして/社会百面相(魯庵)」「母にも言はず―・めりし心は/万葉 3285」
(5)謝礼などのお金をふくろや紙に入れて人にわたす。「お礼に一万円―・む」
(6)堤を築いて水を防ぐ。「白鳥の羽が堤を―・むとも/常陸風土記」
[可能] つつめる
[慣用] オブラートに―・真綿に針を―
つつ・む【慎む・障む】🔗⭐🔉
つつ・む 【慎む・障む】 (動マ四)
〔「包む」と同源〕
(1)人目をはばかる。気がねする。つつしむ。「人目も今は―・み給はず泣き給ふ/竹取」
(2)気後れする。行動を控える。「例いとよく書く人も,あぢきなうみな―・まれて/枕草子 23」
(3)障害にあう。妨げられる。「行くさ来さ―・むことなく舟は早けむ/万葉 4514」
(4)病気・けがなどの障りがあって,つつしんでいる。「びなきに―・みて世人のさわぐ行ひもせで/蜻蛉(下)」
つつうらうら【津々浦々に】(和英)🔗⭐🔉
つつうらうら【津々浦々に】
throughout[all over]the country;→英和
far and wide.
つつがなく【恙なく】(和英)🔗⭐🔉
つつがなく【恙なく】
⇒無事.
つつがむし【恙虫病】(和英)🔗⭐🔉
つつがむし【恙虫病】
a tsutsugamushi disease;Japanese river fever.
つつく(和英)🔗⭐🔉
つつさき【筒先】(和英)🔗⭐🔉
つつじ【躑躅】(和英)🔗⭐🔉
つつじ【躑躅】
《植》an azalea.→英和
つつしみ【慎み】(和英)🔗⭐🔉
つつそで【筒袖】(和英)🔗⭐🔉
つつそで【筒袖】
a tight sleeve;a tight-sleeved kimono.
つつぬけ【筒抜けに】(和英)🔗⭐🔉
つつぬけ【筒抜けに】
directly;→英和
clearly[distinctly].〜になる leak out.
つつみ【包み】(和英)🔗⭐🔉
つつみ【堤】(和英)🔗⭐🔉
つつみ【堤】
⇒堤防.
つつみかくす【包み隠す】(和英)🔗⭐🔉
つつみかくす【包み隠す】
conceal;→英和
keepsecret;hide.→英和
包み隠さずfrankly[openly,candidly].
つつみがみ【包み紙】(和英)🔗⭐🔉
つつみがみ【包み紙】
wrapping paper.
つつみこむ【包み込む】(和英)🔗⭐🔉
つつみこむ【包み込む】
wrap.→英和
つつみなおす【包み直す】(和英)🔗⭐🔉
つつみなおす【包み直す】
wrapagain.
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