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いん-が【因果】🔗🔉

いん-が ―グワ [1] 【因果】 ■一■ (名) (1)原因と結果。「―関係」 (2)〔仏〕(ア)今ある事物が以前の何らかの事物の結果であり,また将来の何らかの事物の原因であること。(イ)自分のなしたよい行為や悪い行為に応じて,それに相当するよい報いや悪い報いがあること。(ウ)現在の不幸は,前世での悪業によっているということ。「これも―とあきらめる」 ■二■ (形動)[文]ナリ 不運な巡り合わせであるさま。いやな運命にあるさま。「―な生まれつき」「―なやつだ」

いんが=の小車(オグルマ)🔗🔉

――の小車(オグルマ) 因果の巡ることを車にたとえたもの。

いんが=は皿の縁(フチ)🔗🔉

――は皿の縁(フチ) 皿のふちを一回りするくらいの短い時間で因果は巡ってくる。因果の巡りの速いたとえ。「―と人の笑ふもかまはず/浮世草子・置土産 3」

いんが=を含・める🔗🔉

――を含・める 事情を説明して納得させる。また,やむをえない状況を説明してあきらめさせる。

いんが-おうほう【因果応報】🔗🔉

いんが-おうほう ―グワ― [1][1]-[0] 【因果応報】 〔仏〕 前世における行為の結果として現在における幸不幸があり,現世における行為の結果として来世における幸不幸が生じること。

いんが-かんけい【因果関係】🔗🔉

いんが-かんけい ―グワクワン― [4] 【因果関係】 いくつかの事柄の関係において,一方が原因で他方が結果であるというつながりのあること。

いんが-きょう【因果経】🔗🔉

いんが-きょう ―グワキヤウ 【因果経】 「過去現在因果経」の略。

いんが-きょうえまき【因果経絵巻】🔗🔉

いんが-きょうえまき ―グワキヤウマキ [6] 【因果経絵巻】 ⇒絵因果経(エインガキヨウ)

いんが-ざらし【因果晒し】🔗🔉

いんが-ざらし ―グワ― 【因果晒し】 「業晒(ゴウサラ)し」に同じ。「削(ソ)いで取るやうな―め/浄瑠璃・油地獄(中)」

いんが-せい【因果性】🔗🔉

いんが-せい ―グワ― [0] 【因果性】 〔哲〕 〔causality〕 独立した二つ以上の事象の間に原因・結果の関係があること。因果関係。因果態。原因性。

いんが-てきめん【因果覿面】🔗🔉

いんが-てきめん ―グワ― [1] 【因果覿面】 悪事の報いがすぐに現れること。

いんが-と【因果と】🔗🔉

いんが-と ―グワ― [1] 【因果と】 (副) 因果なことに。不幸にも。困ったことには。「―やめられない」

いんが-にん【因果人】🔗🔉

いんが-にん ―グワ― 【因果人】 「因果者(インガモノ)」に同じ。

いんが-ほうそく【因果法則】🔗🔉

いんが-ほうそく ―グワハフ― [4] 【因果法則】 (1)原因と結果の間の関数関係として表現された自然法則。 (2) ⇒因果律(インガリツ)

いんが-もの【因果者】🔗🔉

いんが-もの ―グワ― [0] 【因果者】 悪業の報いを受ける者。因果人。

いんが-りつ【因果律】🔗🔉

いんが-りつ ―グワ― [3] 【因果律】 〔哲〕 どのような事象もすべて何らかの原因の結果として生起するのであり,原因のない事象は存在しないという考え方。因果法則。

いんがものがたり【因果物語】🔗🔉

いんがものがたり イングワ― 【因果物語】 仮名草子。鈴木正三作。片仮名本三巻(1661年刊)は義雲・雲歩編。平仮名本六巻(一六五八〜九年頃刊)は恵中編か。仏教的な因果応報を記した怪異談集。

いんが【因果】(和英)🔗🔉

いんが【因果】 (1)cause and effect.(2) fate (運命);→英和 misfortune[ill luck](不運).→英和 〜な unfortunate;→英和 unlucky.→英和 〜とあきらめる(を含める) (tell a person to) resign oneself to one's fate.〜なことには as ill luck would have it.‖因果応報 retribution;nemesis.因果律 the law of causality.

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