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あ-じろ【網代】🔗⭐🔉
あ-じろ [0] 【網代】
〔網の代わり,の意〕
(1)冬,竹または木を組み並べて網を引く形に川の瀬に仕掛け,端に簀(ス)を取りつけて魚をとる設備。[季]冬。
(2)檜(ヒノキ)のへぎ板・竹・葦(アシ)などを,斜めまたは縦横に組んだもの。垣・天井などに用いる。
(3)網漁業の漁場。
(4)「網代車」の略。「―ははしらせたる/枕草子 32」
網代(2)
[図]
[図]
あじろ-あみ【網代編み】🔗⭐🔉
あじろ-あみ [0] 【網代編み】
網代{(2)}を編むこと。網代に編んだもの。また,それを編む人。網代組み。
あじろ-うちわ【網代団扇】🔗⭐🔉
あじろ-うちわ ―ウチハ [5][4] 【網代団扇】
檳榔(ビロウ)の葉や割り竹などで網代に編んだ団扇。
あじろ-がき【網代垣】🔗⭐🔉
あじろ-がき [3] 【網代垣】
細竹・割り竹を網代に組んで作った垣根。
あじろ-かご【網代駕籠】🔗⭐🔉
あじろ-かご [3] 【網代駕籠】
駕籠の外面に網代{(2)}を張ったもの。
あじろ-がさ【網代笠】🔗⭐🔉
あじろ-がさ [4] 【網代笠】
竹・経木などを網代に編んで作った笠。[季]夏。
あじろ-がた【網代形】🔗⭐🔉
あじろ-がた [0] 【網代形】
編み目が網代{(2)}のような形であること。
あじろ-ぎ【網代木】🔗⭐🔉
あじろ-ぎ [3] 【網代木】
〔「あじろき」とも〕
網代{(1)}に用いる杭(クイ)。[季]冬。「もののふの八十(ヤソ)氏河の―にいさよふ波の行くへ知らずも/万葉 264」
あじろ-ぐみ【網代組(み)】🔗⭐🔉
あじろ-ぐみ [0] 【網代組(み)】
「網代編(アジロア)み」に同じ。
あじろ-ぐるま【網代車】🔗⭐🔉
あじろ-ぐるま [4] 【網代車】
牛車(ギツシヤ)の一。竹または檜(ヒノキ)の薄板の網代{(2)}で屋形をおおい,物見(窓)を設けたもの。摂政・関白・大臣・納言(ナゴン)・大将などは略式用として,四・五位,中・少将,侍従などは常用とした。
あじろ-ごし【網代輿】🔗⭐🔉
あじろ-ごし [3] 【網代輿】
輿の一。網代{(2)}を張り,黒塗りの押し縁(ブチ)を打ちつけた輿。上皇・親王・摂政・関白が用いた。
あじろ-てんじょう【網代天井】🔗⭐🔉
あじろ-てんじょう ―ジヤウ [4] 【網代天井】
杉や椹(サワラ)などの片木(ヘギ)または杉皮・竹・葦(アシ)などを網代に編んで張り上げた天井。茶室などに用いる。
あじろ-ど【網代戸】🔗⭐🔉
あじろ-ど [3] 【網代戸】
網代{(2)}で作った門の戸。編み戸。
あじろ-とじ【網代綴じ】🔗⭐🔉
あじろ-とじ ―トヂ [0] 【網代綴じ】
仮製本の綴じ方の一。無線綴じを改良して,折り丁の背に切れ目を入れ接着剤をしみ込ませて接合し綴じるもの。
あじろ-ばり【網代張(り)】🔗⭐🔉
あじろ-ばり [0] 【網代張(り)】
(1)網代{(2)}を張ること。また,そうして作ったもの。
(2)網代笠の一。縁を反り返らせた赤塗りの陣笠。近世の武士が用いた。
あじろ-びさし-の-くるま【網代庇の車】🔗⭐🔉
あじろ-びさし-の-くるま [4] 【網代庇の車】
網代車の一。屋根は唐破風(カラハフ)造りで,庇があるもの。上皇・親王・摂政・関白・大臣・大将などが乗用。ひさしぐるま。
あじろ-びょうぶ【網代屏風】🔗⭐🔉
あじろ-びょうぶ ―ビヤウ― [4] 【網代屏風】
網代{(2)}を張った屏風。「―の破(ヤ)れたるにも貸し給へ/堤中納言(よしなしごと)」
あじろ-やく【網代役】🔗⭐🔉
あじろ-やく 【網代役】
江戸時代,大川筋で網代{(1)}を立てる者に対して課した税。
あじろ-やま【網代山】🔗⭐🔉
あじろ-やま [0] 【網代山】
⇒魚付(ウオツ)き林(リン)
あみ-しろ【網代】🔗⭐🔉
あみ-しろ [0] 【網代】
漁業経営で,漁網に対する漁獲物の配分。
大辞林に「網代」で始まるの検索結果 1-20。