なが-もち 【長持(ち)】 （名）スル （１） [3][4] 物が長くもつこと。「丈夫で―する品」 （２） [3][0] 衣服・調度などを保存しておくための，蓋のある長方形の箱。おもに木製。両端に金具があり，棹(サオ)を通して二人でかつぎ，運搬用ともする。 長持（２） [図]

――枕(マクラ)にならず 大は小を兼ねるといっても，大きすぎては用をなさない。

ながもち-うた [4] 【長持唄】 民謡。花嫁行列の長持・箪笥(タンス)を担いだ人たちが唄う唄。東海道箱根峠の「雲助唄」を，参勤交代の助郷に駆り出された農民たちが伝えたもの。宮城・秋田のものが著名。

ながもち-がた-せっかん ―セキクワン [7] 【長持形石棺】 板状の石を組み合わせて長持の形に作った石棺。古墳中期に盛行し，壮大な墳墓から発見される例が多い。 →石棺

ながもち【長持ちする】 last long;wear well (衣類などが);be durable.