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て‐こそ🔗🔉

て‐こそ 〔連語〕《接続助詞「て」+係助詞「こそ」》文中に用いて「て」の受ける部分を強調する。文語文では「こそ」のかかっていく述語を已然形で結ぶ。「義務を遂行し―、権利を主張できる」「身を捨て―浮かぶ瀬もあれ」「げにあぢきなき世に、心のゆくわざをし―、過ぐし侍りなまほしけれ」〈源・少女〉文末に用いて、打消しの意を表す。…はずがない。中世から近世にかけての用法。「めざすも知らぬ松陰に、何やら暗うて見え―」〈浄・今宮の心中〉

大辞泉 ページ 10339 でのてこそ単語。