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と・じる【閉じる】とぢる🔗🔉

と・じる【閉じる】とぢる [動ザ上一]と・づ[ダ上二]あけてあったもの、あいていたものがしまる。両端を合わせた状態になる。ふさがる。「水門が―・じる」「ドアが―・じる」「貝のふたが―・じる」続いていた物事が終わりになる。「会議が―・じる」あいていたもの・部分をふさいでしまう。「本を―・じる」「まぶたを―・じる」「心を―・じる」今まで続いたものを終わりにする。「店を―・じる」「会を―・じる」とじこめる。こもらせる。「葎(むぐら)の門に、思ひのほかにらうたげならむ人の―・ぢられたらむこそ」〈源・帚木〉 [用法]とじる・しめる――「門を閉じる(閉める)」「店を閉じる(閉める)」「ふたを閉じる(閉める)」など、開いていたものの空間を埋める意では相通じて用いられる。◇「戸が閉じる」「貝のふたが閉じる」のように「〜が閉じる」の形では「閉(しめ)る」は使えない。「〜が閉まる」の形になる。◇「閉じる」と「閉める」の使い分けは慣用による。目・口や本・傘などは「閉じる」、引き出し・門などは「閉める」を使うことが多い。◇「店を閉じる」は廃業する意で多く使うが、「店を閉める」は、一日の営業を終る、または廃業するのどちらにも使う。

大辞泉 ページ 10850 での閉じる単語。