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さぶらい【侍】さぶらひ🔗🔉

さぶらい【侍】さぶらひ 《動詞「さぶらう」の連用形から》主君や主家のそば近くに仕える者。さぶらい人。親王・摂関家などに仕えて、家務に携わる者。「若き―どもの五六人、汚なげなき姿にて雪まろばしするを見るとて」〈狭衣・二〉武器をもって皇族や貴族の警固に任じた者。禁中の滝口、院の北面、東宮の帯刀(たちはき)の類。のち、上級武士の身分を表す呼び名となる。さむらい。「宮の―も、滝口も」〈紫式部日記〉武家に仕える者。家の子。武士。さむらい。「―五騎、童一人、わが身共に七騎取って返し」〈平家・七〉下侍(しもさぶらい)」に同じ。「―にて男どもの酒たうべけるに」〈古今・夏・題詞〉「侍所(さぶらいどころ)」の略。「東の対の北の端、東面などは―にせさせ給へり」〈栄花・もとのしづく〉

大辞泉 ページ 6202 での単語。