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き‐ぜん【×然】🔗🔉

き‐ぜん【×然】 [ト・タル][形動タリ]高くそびえ立つさま。「古の劇場の石壁石柱は―として」〈鴎外訳・即興詩人〉

けい‐ぜん【×煢然・×然】🔗🔉

けい‐ぜん【×煢然・×然】 [ト・タル][形動タリ]孤独なさま。たよりないさま。「一人―として生きるに耐えざる淋しき魂が」〈倉田・愛と認識との出発〉

げん‐ぜん【×然】🔗🔉

げん‐ぜん【×然】 [ト・タル][形動タリ]涙がはらはらとこぼれるさま。さめざめと泣くさま。「二人相持して―として泣きしが」〈露伴・運命〉

ごう‐ぜん【×傲然・×然】ガウ‐🔗🔉

ごう‐ぜん【×傲然・×然】ガウ‐ [ト・タル][形動タリ]おごり高ぶって尊大に振る舞うさま。「―と構える」「―たる態度で人を見下す」

さ【△然】🔗🔉

さ【然】 [副]すでにある事物・状態などをうけて、それを指示する語。そのように。そう。「これのみは余りに深く我心に彫りつけられたれば―はあらじと思えど」〈鴎外・舞姫〉「おまへたちも、必ず―思(おぼ)すゆゑ侍らむかし」〈更級〉

し‐か【△然・×爾】🔗🔉

し‐か【然・×爾】 《指示代名詞「し」+接尾語「か」から》[副]そのように。さように。「あいなかりける心くらべどもかな、我は―隔つる心もなかりき」〈源・夕顔〉「生あるもの、死の近き事を知らざる事、牛、既に―なり」〈徒然・九三〉[感]肯定して相づちをうつときに用いる。そのとおり。そう。「―、まことに侍り」〈落窪・三〉

ぜん【然】🔗🔉

ぜん【然】 〔接尾〕名詞に付いて、そのもののようなようすであるということを表す。「紳士―とした人」

ちょうねん【然】テウネン🔗🔉

ちょうねん【然】テウネン?〜一〇一六]平安中期の三論宗の僧。京都の人。永観元年(九八三)入宋、大蔵経や三国伝来といわれる釈迦(しやか)像を持ち帰った。帰国後、嵯峨に清涼寺を建てようとして果たせず、弟子が建立。

てき‐ぜん【×然】🔗🔉

てき‐ぜん【×然】 [ト・タル][形動タリ]あやぶみ恐れるさま。「胸―として悸(おのの)き」〈東海散士・佳人之奇遇〉

ふつ‐ぜん【×怫然・×然】🔗🔉

ふつ‐ぜん【×怫然・×然】 [ト・タル][形動タリ]怒りが顔に出るさま。むっとするさま。「男は―として起上った」〈魯庵・破垣〉

よう‐ぜん【×然】エウ‐🔗🔉

よう‐ぜん【×然】エウ‐ [形動タリ]奥深くて遠いさま。また、物思いに深く沈んでいるさま。「その気色―として、美人の顔(かんばせ)をよそほふ」〈奥の細道〉

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[音]ゼン    ネン [訓]も‐える    しか‐り    しか‐るに [部首]火 [総画数]12 [コード]区点    3319      JIS   4133      S‐JIS 9152 [分類]常用漢字 [難読語] →あい‐ぜん【靄然・藹然】アルゼンチン【Argentine】あん‐ぜん【暗然・黯然・闇然】い‐ぜん【怡然】いや‐ちこ【灼然】えん‐ぜん【嫣然・艶然】き‐ぜん【喟然】き‐ぜん【然】きゅう‐ぜん【翕然】きょ‐ぜん【遽然】けい‐ぜん【炯然・烱然】けい‐ぜん【煢然・然】げき‐ぜん【闃然】けつ‐ぜん【孑然】こう‐ぜん【溘然】こう‐ぜん【鏗然】ごう‐ぜん【囂然】こつ‐ぜん【兀然】さ‐さ【然然】さ‐ほど【然程】さ‐よう【然様・左様】さん‐ぜん【潸然】さん‐ぜん【燦然・粲然】しか‐じか【然然】じねん‐ご【自然粳】しゃ‐ぜん【洒然】しゅく‐ぜん【倏然】しょう‐ぜん【悚然・竦然】しょう‐ぜん【聳然】しょう‐ぜん【蕭然】しょう‐ぜん【鏘然】せき‐ぜん【釈然】そう‐ぜん【鏘然】たん‐ぜん【赧然】ちょうねん【然】つれ‐づれ【徒然】てき‐ぜん【然】てん‐ぜん【恬然】てん‐ぜん【靦然】てん‐ぜん【輾然】はい‐ぜん【沛然・霈然】ばく‐ぜん【驀然】び‐ぜん【靡然】びょう‐ぜん【眇然】びょう‐ぜん【渺然】ふつ‐ぜん【怫然・然】へい‐ぜん【炳然】ぼう‐ぜん【厖然・尨然】ぼう‐ぜん【惘然】ゆう‐ぜん【油然】よう‐ぜん【然】よう‐ぜん【杳然】よう‐ぜん【窈然】りつ‐ぜん【慄然】

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