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つくも‐がみ【九九髪・江草髪】🔗🔉

つくも‐がみ【九九髪・江草髪】 老女の白髪、また、その老女をいう。「百年(ももとせ)に一年(ひととせ)たらぬ―我を恋ふらし面影に見ゆ」〈伊勢・六三〉◆白髪が水草のツクモに似ているところからいう。また一説に、「百年に一年たらぬ」とあるところから、「つくも」を九十九の意とし、これを「百」の字に一画たりない「白」の字に代用し、白髪を「つくも(九十九)髪」といったとも。

つくも‐じま【九十九島】🔗🔉

つくも‐じま【九十九島】 長崎県、島原半島の東海岸に散在する小島群。寛政四年(一七九二)の火山活動に伴う眉山の崩壊による土石流によって生じ、現在は海食などによって消失、二〇ほどが残る。

つくも‐どころ【作物所】🔗🔉

つくも‐どころ【作物所】 平安時代、宮中の調度品などの調進をつかさどった所。作物司(つくもづかさ)

つくも‐わん【九十九湾】🔗🔉

つくも‐わん【九十九湾】 石川県、能登半島北東部の内浦町にある小湾。リアス式沈降海岸で、屈曲が多い。

つく‐ゆみ【銑弓】🔗🔉

つく‐ゆみ【銑弓】(つく)をつけた弓。

つく‐ゆみ【×槻弓】🔗🔉

つく‐ゆみ【×槻弓】つきゆみ」に同じ。「―の臥(こ)やる臥やりも梓弓起(た)てり起てりも」〈記・下〉

つく‐よ【月夜】🔗🔉

つく‐よ【月夜】つきよ」に同じ。「うちなびく春を近みかぬばたまの今宵の―霞みたるらむ」〈万・四四八九〉

つく‐よみ【月夜見・月読み】🔗🔉

つく‐よみ【月夜見・月読み】 《月齢を数える意から》月の神。つきよみ。「―の持てるをち水い取り来て」〈万・三二四五〉月。つきよみ。「―の光は清く照らせれど惑(まと)へる心思ひあへなくに」〈万・六七一〉

つくよみ‐おとこ【月夜見男】‐をとこ🔗🔉

つくよみ‐おとこ【月夜見男】‐をとこ 月を擬人化していう語。「み空行く―夕去らず目には見れども寄るよしもなし」〈万・一三七二〉

つぐら🔗🔉

つぐら わらを編んで作った容器。保温のために飯櫃(めしびつ)を入れたり、幼児を入れたりする。いずめ。

つくり【作り・造り】🔗🔉

つくり【作り・造り】 ものをつくること。また、つくられたようす。つくりぐあい。「店の―を変える」「みごとな―の家具」よそおい。身なり。化粧。「はでな―の女性」からだつき。体格。「がっしりした―の男」刺身。つくりみ。おつくり。「鯛(たい)の―」状態を示す名詞の上に付けて、わざとそのふりをする意を表す。「―笑い」耕作すること。また、農作物。「あの村鳥の多さでは、―がたまる事ではござらぬ」〈虎明狂・鳴子〉 [下接語]御(お)作り・塚造・罪作り・庭作り(づくり)校倉(あぜくら)造り・厚作り・粗造り・粋(いき)作り・生け作り・石造り・一木造り・一夜作り・糸作り・入母屋(いりもや)造り・内室(うちむろ)造り・大作り・大鳥造り・掛け造り・香椎(かしい)造り・春日(かすが)造り・片流れ造り・合掌造り・皮作り・寒造り・祇園(ぎおん)造り・木造り・切妻造り・蔵造り・黒木造り・黒作り・格子造り・小作り・声(こわ)作り・権現(ごんげん)造り・酒(さか)造り・霜降り作り・書院造り・白壁(しらかべ)造り・白木(しらき)造り・寝殿造り・神明造り・数寄屋(すきや)造り・巣造り・住吉(すみよし)造り・浅間(せんげん)造り・大社造り・田作り・角屋(つのや)造り・手作り・出作り・天地根元造り・土蔵造り・流れ造り・荷作り・端(はし)作り・畑作り・八幡造り・日吉(ひえ)造り・火造り・比翼造り・平作り・方形(ほうぎよう)造り・細作り・招き造り・役作り・家(や)作り・八つ棟造り・寄せ木造り・寄せ棟造り・両流れ造り・煉瓦(れんが)造り・若作り

大辞泉 ページ 10070