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いぬ‐じもの【犬じもの】🔗🔉

いぬ‐じもの【犬じもの】 《「じもの」は接尾語》犬のようなもの。転じて、取るに足りないもの。「昇如き―の為に恥辱を取ッた」〈二葉亭・浮雲〉(副詞的に用いて)犬のように。「―道に臥してや命過ぎなむ」〈万・八八六〉

いぬ‐ぞり【犬×橇】🔗🔉

いぬ‐ぞり【犬×橇】 犬が引くそり。《季 冬》

いぬ‐たで【犬×蓼】🔗🔉

いぬ‐たで【犬×蓼】 タデ科の一年草。道端などに自生。高さ二〇〜四〇センチ。茎は紅紫色を帯びる。葉は細長い楕円形で両端がとがり、縁や裏の脈上に毛がある。夏から秋に、紅紫色の小花を穂状につける。あかのまま。あかのまんま。あかまんま。《季 花=秋》「―の花くふ馬や茶の煙/子規」

いぬ‐ちくしょう【犬畜生】‐チクシヤウ🔗🔉

いぬ‐ちくしょう【犬畜生】‐チクシヤウ 犬などのけだもの。また、道徳に外れた行いをする人をののしっていう語。「―にも劣る行為だ」

いぬつくばしゅう【犬筑波集】いぬつくばシフ🔗🔉

いぬつくばしゅう【犬筑波集】いぬつくばシフ 室町後期の俳諧集。一冊。山崎宗鑑編。享禄(一五二八〜一五三二)末から天文(一五三二〜一五五五)初年前後の成立か。卑俗でこっけいな表現を打ち出し、俳諧が連歌から独立する契機となった。俳諧連歌抄。新撰犬筑波集。

いぬ‐つげ【犬黄楊】🔗🔉

いぬ‐つげ【犬黄楊】 モチノキ科の常緑低木。山地や湿地に生え、高さ約二メートル。枝は細分し、堅い小さな葉が密につく。雌雄異株。夏、白い花が咲き、実は丸く、熟すと黒い。庭木とする。

いぬ‐なずな【犬×薺】‐なづな🔗🔉

いぬ‐なずな【犬×薺】‐なづな アブラナ科の越年草。草地や畑地に生え、高さ一〇〜二〇センチ。根ぎわの葉はややへら状で厚い。春、黄色い小花が多数集まって咲く。実は平たい長楕円形のさやとなる。

いぬ‐の‐ひげ【犬の×鬚】🔗🔉

いぬ‐の‐ひげ【犬の×鬚】 ホシクサ科の一年草。田や水辺に生え、高さ一〇〜二〇センチ。葉は線形で、葉脈は網目状。秋、多数の花茎を出し、中央に雄花、周りに雌花が集まった半球形の花をつけ、先のとがった苞(ほう)を多数もつ。

大辞泉 ページ 1049