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ども🔗⭐🔉
ども
[接助]《接続助詞「ど」+係助詞「も」から》活用語の已然形に付く。
逆接の確定条件を表す。…けれども。…だが。「行け―行け―山また山」「日も暮るれ―、あやしのふしどへも帰らず」〈平家・三〉
上の事柄を受け、それを条件として予想されることに反する事柄がいつも起こることを表す。…の場合でも、きまって。「このころの恋の繁けく夏草の刈り払へ―生(お)ひしくごとし」〈万・一九八四〉◆中古の「ども」は漢文訓読文に多くみられるが、中世後期以降は「ど」より優勢となる。
は、中世以後「たとひ」などと呼応して、逆接仮定条件のように用いられることもある。現代語では文章語として用いられる。→と言えども



ども【共】🔗⭐🔉
ども【共】
〔接尾〕
一人称の代名詞、または自分の身内を表す名詞に付いて、謙譲の気持ちを表す。「私―と致しましては」
人を表す名詞に付いて、複数であることを表す。「若い者―が手伝いに来た」
人を表す名詞に付いて、相手への呼びかけに用いる。「嫗―、いざたまへ」〈大和・一五六〉→達(たち)[用法]



と‐も‐あれ🔗⭐🔉
と‐も‐あれ
[副]
いずれにせよ。とにかく。とまれ。「―今年も無事に終わった」
(「…はともあれ」の形で)上の事柄は別にして、一応の判断を述べるときに用いる。さておき。ともかく。とにかく。「成績は―、よく努力した」


大辞泉 ページ 10946。