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なが‐め【長め】🔗🔉

なが‐め【長め】 [名・形動]いくらか長いこと。普通より長いこと。また、そのさま。「平日より―な(の)営業時間」「バットを―に持つ」

ながめ【眺め】🔗🔉

ながめ【眺め】 見渡すこと。遠くまで見ること。また、その風景。眺望。「―のきく場所」「―が良い」物思いにふけりながら見ること。和歌では多く「長雨(ながめ)」と掛けて用いる。「花の色は移りにけりないたづらに我身世にふる―せしまに」〈古今・春下〉

ながめ【詠め】🔗🔉

ながめ【詠め】 詩歌を口ずさむこと。また、詩歌を作ること。「摂政公の―に(心ヲ)奪はれ」〈笈の小文〉

ながめ【長雨・×霖】🔗🔉

ながめ【長雨・×霖】 《「ながあめ」の音変化》長く降りつづく雨。和歌では多く「眺め」と掛けて用いる。「つれづれと―ふる日は青柳のいとどうき世にみだれてぞふる」〈紫式部集〉

な‐がめ【菜椿象】🔗🔉

な‐がめ【菜椿象】 カメムシ科の昆虫。体長九ミリくらいで、藍黒色の地に橙赤色のすじがある。アブラナ・ダイコンなどの害虫。

ながめ‐あか・す【眺め明かす】🔗🔉

ながめ‐あか・す【眺め明かす】 [動サ四]物思いにふけりながら夜を明かす。「御格子も参らで―・し給ひければ」〈源・須磨〉

ながめ‐い・る【眺め入る】🔗🔉

ながめ‐い・る【眺め入る】 [動ラ五(四)]じっと熱心に見る。見入る。「子供の寝顔を―・る」深く物思いにふけりながら見る。「夕暮の空を―・りてふし給へる所に」〈源・夕霧〉

ながめ‐がち【眺め勝ち】🔗🔉

ながめ‐がち【眺め勝ち】 [形動ナリ]物思いに沈みながら見やることの多いさま。「ただならず―なり」〈源・空蝉〉

ながめ‐くら・す【眺め暮(ら)す】🔗🔉

ながめ‐くら・す【眺め暮(ら)す】 [動サ五(四)]眺めながら暮らす。「山を―・す」物思いにふけりながら日を過ごす。和歌では、多く長雨(ながめ)の降り暮らす意に掛けて用いる。「起きもせず寝もせで夜を明かしては春のものとて―・しつ」〈伊勢・二〉

ながめ‐の‐そら【眺めの空】🔗🔉

ながめ‐の‐そら【眺めの空】 物思いに沈みながら見る空。「心の通ふならば、いかに―も物忘れし侍らむ」〈源・賢木〉

ながめ・ふ【眺め経】🔗🔉

ながめ・ふ【眺め経】 [動ハ下二]物思いに沈みながら月日を過ごす。和歌では多く「長雨(ながめ)降る」と掛けて用いる。「我が宿の嘆きの下葉色ふかく移ろひにけり―・ふるまに」〈かげろふ・上〉

大辞泉 ページ 11157