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なで‐ぼとけ【×撫で仏】🔗🔉

なで‐ぼとけ【×撫で仏】 賓頭盧(びんずる)の像。病人が患部に相当する像の部分をなで、その手で患部をさすると病気が治るとされる。さすりぼとけ。

なで‐まわ・す【×撫で回す】‐まはす🔗🔉

なで‐まわ・す【×撫で回す】‐まはす [動サ五(四)]手のひらであちらこちらをなでる。「顔を―・す」

なで‐もの【×撫で物】🔗🔉

なで‐もの【×撫で物】(みそぎ)や祈祷(きとう)の折などに、身代わりに用いる人形(ひとがた)や衣服。それでからだをなでて、災いなどを移したあと水に流す。形代(かたしろ)

なでもの‐づかい【×撫物使】‐づかひ🔗🔉

なでもの‐づかい【×撫物使】‐づかひ 室町幕府の職名。将軍のために祈祷を行うとき、撫で物を寺社へ持っていったり、河原で祓(はら)い棄(す)てたりする役。贖物役(あがものやく)

なで‐やしな・う【×撫で養ふ】‐やしなふ🔗🔉

なで‐やしな・う【×撫で養ふ】‐やしなふ [動ハ四]なでるようにかわいがって育てる。撫育(ぶいく)する。「父母、―・ひ給ふこと限りなし」〈宇津保・忠こそ〉

な・でる【×撫でる】🔗🔉

な・でる【×撫でる】 [動ダ下一]な・づ[ダ下二]てのひらで軽くさわり、さする。「犬の頭を―・でる」物や風などが軽く触れる。「高原の風が頬を―・でる」髪に櫛(くし)を入れる。「化粧鏡を取出し鬢を―・でて」〈荷風・腕くらべ〉大切にする。いたわる。いつくしむ。「善を―・で悪を罪するは天なり」〈読・雨月・貧福論〉

な‐でん【南殿】🔗🔉

な‐でん【南殿】 《「なんでん」の撥音の無表記》紫宸殿(ししんでん)の異称。内裏の南側の中央に位置しているのでいう。サトザクラの一品種。葉の裏面に毛が密にある。花は八重または半八重で淡紅色。

なでん‐の‐さくら【南殿の桜】🔗🔉

なでん‐の‐さくら【南殿の桜】 左近(さこん)の桜

なと🔗🔉

なと 《助詞「なりと」の音変化》名詞、または、名詞に準ずる語などに付く。[副助]「なりと」に同じ。「何―お申し付け下さい」「あり所の知れた紙入れ、明日(あす)―取らんせ」〈浄・油地獄〉[並助]「なりと」に同じ。「琴―三味―弾かし召されて」〈浄・朝顔話〉

など【何ど】🔗🔉

など【何ど】 [副]《「なにと」の音変化》なぜ。どうして。「―かくはするぞ」〈宇治拾遺・一〇〉

大辞泉 ページ 11232