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なる‐ほど【成る程】🔗🔉

なる‐ほど【成る程】 [副]他人の言葉を受け入れて、自分も同意見であることを示す。たしかに。まことに。「―それはいい」その範囲でできるだけのことをする意を示す。なるべく。「そのやうに言うて皆様が召すものか。―慇懃に売れ」〈狂言記外篇・昆布売〉[感]相手の言葉に対して、その通りであると同意する気持ちを表す。「―。おっしゃる通りですね」

なるみ【鳴海】🔗🔉

なるみ【鳴海】 名古屋市緑区の地名。もと東海道の宿場町。鳴海絞を特産。古代には海岸で、鳴海潟とよばれた。《歌枕》「いざ知らず―の浦にひく潮のはやくぞ人は遠ざかりにし」〈新撰六帖・三〉「鳴海絞」の略。

なるみ‐がた【鳴海潟】🔗🔉

なるみ‐がた【鳴海潟】 名古屋市緑区鳴海付近にあった海浜。《歌枕》「―岩根に寄する波の音にみなれながらもたつ千鳥かな」〈月詣集・一一〉

なるみ‐しぼり【鳴海絞】🔗🔉

なるみ‐しぼり【鳴海絞】 鳴海地方で産する木綿の絞り染め。有松絞(ありまつしぼり)

なる‐や【鳴る矢】🔗🔉

なる‐や【鳴る矢】鏑矢(かぶらや)」に同じ。「それをなん―を以て射たりければ」〈今昔・二七・三三〉

なれ【慣れ・×馴れ】🔗🔉

なれ【慣れ・×馴れ】 慣れること。習熟。習慣。「―からくる油断」「場―」

なれ【熟れ】🔗🔉

なれ【熟れ】 《「慣れ」と同語源》食物が程よく熟すること。また、その程度。「鮨(すし)の―の加減を見る」

なれ【×汝】🔗🔉

なれ【×汝】 [代]二人称の人代名詞。おまえ。なんじ。「親なしに―生(な)りけめや」〈推古紀・歌謡〉

なれ‐あい【×馴れ合い】‐あひ🔗🔉

なれ‐あい【×馴れ合い】‐あひ ひそかに通じ合い、ぐるになって事を運ぶこと。「―の勝負」「馴れ合い夫婦」の略。

なれあい‐そうば【×馴れ合い相場】なれあひサウば🔗🔉

なれあい‐そうば【×馴れ合い相場】なれあひサウば 取引で、売り手と買い手とが通謀して作った人為的な相場。

なれあい‐ふうふ【×馴れ合い夫婦】なれあひ‐🔗🔉

なれあい‐ふうふ【×馴れ合い夫婦】なれあひ‐ 正式な手続きをふまず、なれあって一緒になった夫婦。

なれ‐あ・う【×馴れ合う】‐あふ🔗🔉

なれ‐あ・う【×馴れ合う】‐あふ [動ワ五(ハ四)]互いに親しむ。「―・って気心の知れた仲」共謀して悪事をたくらむ。ぐるになって他をあざむく。「業者どうしが―・う」男女が情を通じ合う。「他国から稼ぎに来てる男と―・って」〈左千夫・春の潮〉

大辞泉 ページ 11326