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にき‐たえ【妙・×栲】‐たへ🔗🔉

にき‐たえ【妙・×栲】‐たへ 《後世は「にぎたえ」とも》織り目の細かい布の総称。また、打って柔らかくしてさらした布。にこたえ。「片手には木綿(ゆふ)取り持ち片手には―奉(まつ)り」〈万・四四三〉→荒妙(あらたえ)

にきた‐つ【熟田津】🔗🔉

にきた‐つ【熟田津】 《「にきたづ」とも》愛媛県松山市の道後温泉付近にあった船着き場。《歌枕》「―に舟乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」〈万・八〉

にき‐たま【魂】🔗🔉

にき‐たま【魂】 《後世は「にぎたま」とも》「にきみたま」に同じ。「大君の―あへや豊国の鏡の山を宮と定むる」〈万・四一七〉

にき‐て【幣・幣帛・幣】🔗🔉

にき‐て【幣・幣帛・幣】 《後世は「にぎて」「にきで」とも》榊(さかき)の枝に掛けて、神前にささげる麻や楮(こうぞ)で織った布。のちには絹や紙も用いた。「下枝(しづえ)には青―、白―をとりしでて」〈神代紀・上〉

にぎ‐てき【二義的】🔗🔉

にぎ‐てき【二義的】 [形動]根本的でないさま。二次的。「―な問題とする」

にぎ‐にぎ【握握】🔗🔉

にぎ‐にぎ【握握】 赤ん坊がその手を握ったり広げたりすること。賄賂(わいろ)などを受領すること。「役人の子は―を能(よ)く覚え」〈柳多留・初〉握り飯をいう幼児語。「―して上げましょと飯匙(いひがひ)取って手の内に」〈浄・先代萩〉

にぎ‐にぎ【××賑】🔗🔉

にぎ‐にぎ【××賑】 [副]にぎやかなさま。「家内モ―ト見エタ」〈日葡〉

にぎにぎ‐し・い【××賑しい】🔗🔉

にぎにぎ‐し・い【××賑しい】 [形]にぎにぎ・し[シク]非常ににぎやかである。「大勢で―・く出迎える」 [派生]にぎにぎしさ[名]

にき‐はだ【和肌・膚】🔗🔉

にき‐はだ【和肌・膚】 柔らかな肌。やわはだ。にこはだ。「夫(つま)の命(みこと)のたたなづく―すらを剣大刀(つるぎたち)身に副(そ)へ寝ねば」〈万・一九四〉

にぎはやひ‐の‐みこと【饒速日命・邇芸速日命】🔗🔉

にぎはやひ‐の‐みこと【饒速日命・邇芸速日命】 日本神話で、天孫降臨に先だち、天磐船(あまのいわふね)に乗って天下ったという神。物部氏の祖神と伝える。

大辞泉 ページ 11394