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に‐ぞう【二蔵】‐ザウ🔗🔉

に‐ぞう【二蔵】‐ザウ 仏教の経典を二大別したもの。声聞(しようもん)・縁覚(えんがく)のために説かれた小乗の教法の声聞蔵と、菩薩(ぼさつ)のために説かれた大乗の教法の菩薩蔵。

にぞう【仁蔵・二蔵】ニザウ🔗🔉

にぞう【仁蔵・二蔵】ニザウ 鍛冶(かじ)屋の職人、船頭・馬方などの通称。仁助(にすけ)。「鉱(あらかね)の槌打つ―までも」〈浮・男色大鑑・六〉

に‐そく【二足】🔗🔉

に‐そく【二足】 履物の二対。鳥類のこと。「四足―ヲ食スル」〈日葡〉

二足の草鞋(わらじ)を履(は)く🔗🔉

二足の草鞋(わらじ)を履(は)く 両立しえないような二つの職業を同一人が兼ねること。特に、江戸時代、博徒が捕吏を兼ねることをいう。

にそく‐さんもん【二束三文・二足三文】🔗🔉

にそく‐さんもん【二束三文・二足三文】 数量が多くても、値段がごく安いこと。また、ひどく安い値段。「―で売り払う」◆二たばでわずか三文の値である意で、金剛草履の値段から出た語という。

に‐ぞめ【煮染(め)】🔗🔉

に‐ぞめ【煮染(め)】 草・花・樹皮などを煎じた熱い汁で染色すること。また、染めたもの。

に‐そん【二尊】🔗🔉

に‐そん【二尊】 浄土教で、釈迦(しやか)仏と阿弥陀仏。また、過去仏である釈迦と当来仏である弥勒(みろく)阿弥陀三尊のうち、観音と勢至の二菩薩(ぼさつ)

にそん‐いん【二尊院】‐ヰン🔗🔉

にそん‐いん【二尊院】‐ヰン 京都市右京区にある天台宗の寺。山号は小倉山。承和年間(八三四〜八四八)嵯峨上皇の勅によって創建。開山は円仁。釈迦(しやか)・阿弥陀の二尊を本尊とする。はじめ天台・真言・律・浄土の四宗兼学で、法然が住して以来念仏の根本道場となり、明治に入って現宗に改宗。法然廟、角倉了以・伊藤仁斎・去来らの墓がある。二尊教院華台寺。

にそん‐ぎょう【二尊教】‐ゲウ🔗🔉

にそん‐ぎょう【二尊教】‐ゲウ 浄土教の教え。「観無量寿経」には釈迦・阿弥陀二仏の教義があるとみた善導の考え方によるもので、二尊の意志は等しく念仏の一道であるとする。

にた🔗🔉

にた [名・形動ナリ]やわらかく水気の多いこと。また、そのさま。「御乾飯(みかれいひ)―に食(を)しまさむと」〈出雲国風土記〉

大辞泉 ページ 11448