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いわれ‐の‐いけ【磐余の池】いはれ‐🔗🔉

いわれ‐の‐いけ【磐余の池】いはれ‐ 桜井市阿部付近にあった池。埴安(はにやす)の池。《歌枕》「ももづたふ―に鳴く鴨を今日のみ見てや雲隠りなむ」〈万・四一六〉

いわ‐れんげ【岩×蓮華】いは‐🔗🔉

いわ‐れんげ【岩×蓮華】いは‐ ベンケイソウ科の多年草。関東以西の岩上に自生。藁葺(わらぶ)き屋根などにも生える。へら形の葉が重なり合い、ハスの花に似る。九〜一一月、小花が円錐状に密生し、下方から順に開花。明治時代に多くの園芸品種が作られた。

いわ‐ろくしょう【岩緑青】いはロクシヤウ🔗🔉

いわ‐ろくしょう【岩緑青】いはロクシヤウ 日本画で使われる緑色の顔料。岩絵の具の一。孔雀石(くじやくいし)から製し、成分は塩基性炭酸銅。

いわわれ‐みず【岩割れ水】いはわれみづ🔗🔉

いわわれ‐みず【岩割れ水】いはわれみづ 岩に勢いを塞(せ)かれて流れる水。「―に肘(ひぢ)を曲げて、耳を洗へるよすがとなり」〈浄・釈迦如来〉

イワン【Ivan】🔗🔉

イワン【Ivan】 (一世)[?〜一三四〇]キプチャク=ハン支配時代のロシアのモスクワ公、ウラジーミル大公。在位一三二五〜四〇。ハン国に取り入り、多くの新領土をモスクワ公国に加えた。(三世)[一四四〇〜一五〇五]モスクワ大公。在位一四六二〜一五〇五。ロシア全土をほぼ統一。ロシア法典を編纂し、初めて「ツァーリ」の称号を用いた。イワン大帝。(四世)[一五三〇〜一五八四]初代ロシア皇帝。在位一五三三〜八四。イワン三世の孫。君主専制権を強化し、周辺地の征服を宿願とした。外国から学者や技術者を招き、モスクワに初めて印刷所を設けるなど文化的業績も多い。残忍・狂暴なところから、イワン雷帝ともいわれる。

いわんかた‐な・し【言はん方無し】いはんかた‐🔗🔉

いわんかた‐な・し【言はん方無し】いはんかた‐ [形ク]《「ん」は推量の助動詞「む」の連体形》何とも言いようがない。たとえようもない。「上のつらくおはしますこと、さらに―・し」〈かげろふ・下〉

イワンのばか【イワンの馬鹿】🔗🔉

イワンのばか【イワンの馬鹿】 《原題、(ロシア) Skazka ob Ivane-durake》レフ=トルストイの創作民話。一八八五年刊。ロシアの民話を素材に、地主の三人息子のうち、正直で働き者の末弟イワンが、最後には悪魔にも勝って幸福になる物語。

大辞泉 ページ 1180