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ふり‐のこ・す【降り残す】🔗🔉

ふり‐のこ・す【降り残す】 [動サ四]雨などが、そこだけ降らないでいる。「五月雨の―・してや光堂」〈奥の細道〉

ふり‐は・う【振り延ふ】‐はふ🔗🔉

ふり‐は・う【振り延ふ】‐はふ [動ハ下二]ことさらに物事をする。わざわざする。「かやうに―・へ給へるこそ、たけき心地すれ」〈源・薄雲〉(「ふりはえて」の形で副詞的に用いる)わざわざ。ことさらに。「遠くおはしましにし後、―・へてしもえ尋ねきこえ給はず」〈源・蓬生〉

ふり‐はえ【振り延へ】‐はへ🔗🔉

ふり‐はえ【振り延へ】‐はへ [副]《動詞「ふりはう」の連用形から》わざわざ。ことさらに。「御とぶらひに―物し給ふ人もあり」〈源・総角〉

ふり‐は・つ【旧り果つ】🔗🔉

ふり‐は・つ【旧り果つ】 [動タ下二]すっかり古くなる。年老いてしまう。「草の庵(いほ)は尋ねしあとも―・てて嵐ぞ寒き逢坂の関」〈千五百番歌合・一九〉

ふり‐はな・す【振(り)放す・振(り)離す】🔗🔉

ふり‐はな・す【振(り)放す・振(り)離す】 [動サ五(四)]強く振って離れさせる。「握られた手を―・す」追いかけてくる者を引き離す。振り切る。「ラストスパートで二位以下を―・す」

ふり‐はな・つ【振(り)放つ】🔗🔉

ふり‐はな・つ【振(り)放つ】 [動タ五(四)]「振り放す」に同じ。「母親の止めるのを―・って」〈花袋・田舎教師〉

ふり‐はな・る【振り離る】🔗🔉

ふり‐はな・る【振り離る】 [動ラ下二]振り捨てて離れる。「御さまのをかしきにも、なほ―・れなむことはおぼし返さる」〈源・葵〉

ふり‐はば【振(り)幅】🔗🔉

ふり‐はば【振(り)幅】しんぷく(振幅)」に同じ。

ふり‐はら・う【振(り)払う】‐はらふ🔗🔉

ふり‐はら・う【振(り)払う】‐はらふ [動ワ五(ハ四)]振るようにしてはらいのける。「服についた雪を―・う」

ふり‐びしゃ【振(り)飛車】🔗🔉

ふり‐びしゃ【振(り)飛車】 将棋で、飛車を定位置から横に移す戦法。移す位置によって、中(なか)飛車・四間(しけん)飛車・三間飛車・向かい飛車・袖飛車などがある。

ふり‐ふり🔗🔉

ふり‐ふり [副]舞い落ちるさま。「足を離れて網の上に踊りければ、―と落つる程に」〈今昔・二六・三〉

ぶり‐ぶり【振り振り】🔗🔉

ぶり‐ぶり【振り振り】 [名]江戸時代の子供の玩具の一。八角形の槌(つち)に似た形で、鶴と亀、尉(じよう)と姥(うば)などを描く。小さな車をつけて引きずって遊ぶとも、木製の玉を打つともいう。また、正月、魔よけとして室内に飾ったりした。ぶりぶりぎっちょ。ぶりぶりぎちょう。(まと)の一種。直径三〜四寸(約九〜一二センチ)で、左右に乳(ち)があり、そこに綱を通して掛けて使う。太刀の柄の下げ緒のおもりの金物。[副]ぶるぶると震えるさま。「あら怖や、と…―ふるひ出でたるを」〈浄・振袖始〉

大辞泉 ページ 13295