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まえ‐だち【前立ち】まへ‐🔗🔉

まえ‐だち【前立ち】まへ‐ 前に立っているもの。特に、厨子(ずし)などの中の本尊の前に安置される仏像。世間に対する名義上、表面に立てる人。まえだて。「揚巻の―白酒の粕兵衛といふ者」〈伎・助六〉

まえだ‐つなのり【前田綱紀】まへだ‐🔗🔉

まえだ‐つなのり【前田綱紀】まへだ‐一六四三〜一七二四]江戸前期の大名。加賀藩第五代藩主。幼名、犬千代。藩政改革に尽力。また、学を好み、木下順庵を招き、図書の収集・保存・編纂(へんさん)にも努めて尊経閣文庫の基礎を築いた。

まえ‐だて【前立】まへ‐🔗🔉

まえ‐だて【前立】まへ‐ 「前立物」の略。まえだち」に同じ。

まえだて‐もの【前立物】まへだて‐🔗🔉

まえだて‐もの【前立物】まへだて‐(かぶと)の前部につける立物(たてもの)の一。鍬形(くわがた)・半月・天衝(てんつき)・高角(たかづの)など。前立。

まえだ‐としいえ【前田利家】まへだとしいへ🔗🔉

まえだ‐としいえ【前田利家】まへだとしいへ一五三八〜一五九九]安土桃山時代の武将。加賀藩主前田氏の祖。尾張の人。幼名、犬千代。織田信長に従い、各地で戦功をたてた。のち、豊臣秀吉に仕え、五大老の一人として、秀頼の後見を託された。

まえだ‐なつかげ【前田夏蔭】まへだ‐🔗🔉

まえだ‐なつかげ【前田夏蔭】まへだ‐一七九三〜一八六四]江戸後期の国学者。江戸の人。通称、健助。号、鶯園。清水浜臣に国学を学ぶ。「蝦夷志料」を編集するが完成を見ずに没。

まえだ‐ゆうぐれ【前田夕暮】まへだゆふぐれ🔗🔉

まえだ‐ゆうぐれ【前田夕暮】まへだゆふぐれ一八八三〜一九五一]歌人。神奈川の生まれ。本名、洋造。尾上柴舟(おのえさいしゆう)に師事。「詩歌」を創刊して、明星派に対抗。自然主義短歌といわれる牧水・夕暮時代を現出した。のち、自由律短歌を提唱。歌集「収穫」「生くる日に」「原生林」など。

まえだ‐りゅう【前田流】まへだリウ🔗🔉

まえだ‐りゅう【前田流】まへだリウ 平曲の流派の一。江戸初期に前田検校(のちに総検校)が創始。京都を中心とした波多野流に対し、主に江戸・名古屋で行われた。現行の平曲はすべて前田流。

大辞泉 ページ 13997