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まつむら‐げっけい【松村月渓】🔗🔉

まつむら‐げっけい【松村月渓】一七五二〜一八一一]江戸後期の画家・俳人。京都の人。名は豊昌。のち画姓を呉、画名を春(しゆん)とし、呉春と称した。四条派の祖。与謝蕪村に南画を、円山応挙に写生画を学び、両者を折衷して詩趣に富む花鳥画・風景画を描いた。

まつむら‐けんぞう【松村謙三】‐ケンザウ🔗🔉

まつむら‐けんぞう【松村謙三】‐ケンザウ一八八三〜一九七一]政治家。富山の生まれ。新聞記者を経て衆議院議員。第二次大戦後、農相として農地改革に着手した。日中国交正常化に尽力。

まつむら‐しょうねん【松村松年】🔗🔉

まつむら‐しょうねん【松村松年】一八七二〜一九六〇]昆虫学者。兵庫の生まれ。和名の整理をするなど、日本の近代昆虫学の基礎を築いた。著「日本昆虫学」など。

まつむら‐じんぞう【松村任三】‐ジンザウ🔗🔉

まつむら‐じんぞう【松村任三】‐ジンザウ一八五六〜一九二八]植物学者。茨城の生まれ。東大教授。ドイツに留学して植物分類学を研究、日本の植物の分類に貢献。著「日本植物名彙」「帝国植物名鑑」など。

まつ‐も【松藻】🔗🔉

まつ‐も【松藻】 マツモ科の褐藻。潮間帯の岩上に群生する。長さ約二〇センチ。茎に多数の短い枝が出て、松の新芽のような形になる。北海道・東北地方に、冬・春にみられ、食用。《季 冬》マツモ科の多年生の水草。池沼の水中に生える。長さ二〇〜八〇センチ。茎は細長く、細かく裂けている葉が節ごとに輪生。夏、葉のわきに淡紅色の小花を一個ずつつける。よく金魚鉢などに入れる。金魚藻。《季 夏》

まつもと【松本】🔗🔉

まつもと【松本】 長野県中部の市。松本盆地の商工業の中心。電機・食品・繊維工業などが行われる。古くは信濃国府の地。近世は石川・戸田氏らの城下町。松本城・旧開智学校や浅間(あさま)温泉がある。上高地・美ヶ原などへの観光基地。人口二〇・〇万。

まつもと【松本】🔗🔉

まつもと【松本】 姓氏の一。

まつもと‐けいどう【松本奎堂】‐ケイダウ🔗🔉

まつもと‐けいどう【松本奎堂】‐ケイダウ一八三一〜一八六三]幕末の尊攘派の志士。三河の人。通称、謙三郎。昌平坂学問所に学び、のち大坂に家塾を開いた。中山忠光らと天誅組を組織して大和に挙兵したが、八月一八日の政変で賊名を受けて敗死。

まつもと‐こうしろう【松本幸四郎】‐カウシラウ🔗🔉

まつもと‐こうしろう【松本幸四郎】‐カウシラウ 歌舞伎俳優。屋号、高麗屋(こうらいや)(初世)[一六七四〜一七三〇]下総(しもうさ)の人。実事・荒事に長じた。(五世)[一七六四〜一八三八]江戸の人。実悪に長じ、古今無双・三都随一といわれた名優。俗に、鼻高幸四郎ともよばれた。(七世)[一八七〇〜一九四九]三重の生まれ。一一世市川団十郎・八世松本幸四郎・二世尾上松緑の父。時代物・舞踊・新作にすぐれ、当たり役の「勧進帳」の弁慶は有名。(八世)[一九一〇〜一九八二]七世の次男。東京の生まれ。時代物を得意とし、晩年は初世松本白鸚(はくおう)を名のった。文化勲章受章。

大辞泉 ページ 14135