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ま‐もの【真物】🔗🔉

ま‐もの【真物】 ほんものであること。また、そのもの。「さながらの―のごとく見えしめんことを望み」〈逍遥・小説神髄〉

ま‐もの【麻物・×苧物】🔗🔉

ま‐もの【麻物・×苧物】 麻糸でよった綱。「―をふっつと踏みきれば」〈浄・女護島〉

ま‐もの【魔物】🔗🔉

ま‐もの【魔物】 魔性をもつもの。妖怪(ようかい)。変化(へんげ)。また、人をたぶらかすあやしい力をもつもの。

まもら・う【守らふ】まもらふ🔗🔉

まもら・う【守らふ】まもらふ [動ハ四]《動詞「まもる」の未然形+上代の反復継続の助動詞「ふ」から》じっと見つめている。見守りつづける。「伊那佐の山の木の間よもい行き―・ひ戦へば」〈記・中・歌謡〉[動ハ下二]見つめる。「講師の顔をつと―・へたるこそ、その説くことの尊さもおぼゆれ」〈枕・三三〉守る。保護する。「まがふ方なく一つ所を―・へて」〈源・夕霧〉→まぼらう

ま‐もり【守り・護り】🔗🔉

ま‐もり【守り・護り】 守ること。守備。「―を固める」「国境の―」神仏の加護。「守り札」「守り袋」の略。紋所の名。守り札や守り袋を図案化したもの。

まもり‐がたな【守り刀】🔗🔉

まもり‐がたな【守り刀】 身を守るためにいつも身につけている短刀。護身刀。

まもり‐がみ【守り神】🔗🔉

まもり‐がみ【守り神】 災難から自分を守ってくれる神。守護神。

まもり‐づけ【守り付け】🔗🔉

まもり‐づけ【守り付け】 昔、戦場で、死を覚悟した者がその氏名を記して髻(もとどり)につけた木札。

まもり‐ぬ・く【守り抜く】🔗🔉

まもり‐ぬ・く【守り抜く】 [動カ五(四)]最後まで守る。守りとおす。「継投策で一点を―・く」

まもり‐ぶくろ【守り袋】🔗🔉

まもり‐ぶくろ【守り袋】 守り札を入れて身につけておく袋。おまもり。

まもり‐ふだ【守り札】🔗🔉

まもり‐ふだ【守り札】 神仏の力によって人を災難や病気から守るという札。社寺から受けて、身につけたり家にはったりする。護符。おまもり。おふだ。

まもり‐ほんぞん【守り本尊】🔗🔉

まもり‐ほんぞん【守り本尊】 身の守りとして信仰する仏。また、その仏像。まもりぼとけ。

まもり‐め【守り目】🔗🔉

まもり‐め【守り目】 世話をしたり、守ったりする役目。また、その人。「―添へなど、ことごとしくし給ひける程に」〈源・蜻蛉〉

ま‐も・る【守る・護る】🔗🔉

ま‐も・る【守る・護る】 [動ラ五(四)]《「目(ま)(も)る」の意》侵されたり、害が及ばないように防ぐ。「犯罪から青少年を―・ろう」「身を―・る術」決めたことや規則に従う。「約束を―・る」「教えを―・る」相手の攻撃に備え、守備する。「ゴールを―・る」「外野を―・る」目を離さずに見る。みまもる。「庄兵衛は喜助の顔を―・りつつ」〈鴎外・高瀬舟〉様子を見定める。「近江(あふみ)の海波恐(かしこ)みと風―・り年はや経なむ漕ぐとはなしに」〈万・一三九〇〉 [可能]まもれる [類語](かば)う・保護する・擁護する・庇護(ひご)する・守護する・防護する・ガードする・警護する・警衛する・護衛する/遵守(じゆんしゆ)する・厳守する・遵奉する・護持する・堅持する・固守する/防衛する・防御する・自衛する・守備する・固守する・死守する

大辞泉 ページ 14189